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Level 3

WSET Level3 練習問題(イタリア)

2021年7月2日 /

このページでは、WSETテキストの章ごとの内容を、WSETの出題形式に沿った練習問題の形式で復習します。

この章では、「イタリア」について学習します。

Contents

  • 1 問1
  • 2 問2
  • 3 問3

問1

Part 1

ワインBのスタイルを描写しなさい。

5点

答え

解答

濃い色調で, 甘味は辛口からオフドライ, タンニンは中程度から多く, アルコール度数が高く, ボディはフルボディである。極めて凝縮されたレッドベリーや香辛料などの風味を持ち, 熟成に耐えうるワインである。

採点基準

このワインのスタイルとして以下の特徴を挙げて各1点, 最大5点。

  • 色調を「濃い」と答えて1点。
  • 風味として, 「極めて凝縮されたレッドベリー」などの凝縮された第一アロマを答えて1点。
  • 甘味を「辛口」もしくは「オフドライ」と答えて1点。
  • タンニンを「中程度」から「多い」と答えて1点。
  • アルコール度数を「高い」と答えて1点。
  • ボディを「フルボディ」と答えて1点。
  • 「熟成の可能性がある」ワインであることに言及して1点。

Part 2

Aのワインに使用される製法を特定し, それをを描写しなさい。また, その製法がワインのスタイルに与える影響を説明しなさい。

5点

答え

解答

使用される製法は, リパッソである。リパッソ製法では, 発酵最終段階のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラの果皮を分離させ抜き取り, 未圧搾のまま発酵を終えたヴァルポリチェッラの容器に加える。果皮に付着していた酵母が果皮に残っている糖分を発酵させ, その過程でワイン中の色素とタンニン, 風味を強める。

採点基準

  • 製法を「リパッソ」と答えて1点。
  • リパッソでは, 「発酵最終段階のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラの果皮を分離させ抜き取る」などの, アマローネの発酵で使用されていた果皮を再使用する製法であることに言及して1点。
  • リパッソは, 上記のアマローネの発酵で使用された果皮を「発酵を終えたヴァルポリチェッラの容器に加える」製法であることに言及して1点。
  • アマローネの発酵で使用された果皮を発酵を終えたヴァルポリチェッラの陽気に加えることによって, 「果皮に付着していた酵母が果皮に残っている糖分を発酵さる」ことに言及して1点。
  • 上記の再発酵により, ワイン中の「色素とタンニン, そして風味を強める」という点に言及して1点。

Part 3

Bのワインに使用される製法を特定し, それをを描写しなさい。

5点

答え

解答

使用される製法は, パッシートである。パッシート製法では, まだ酸が強いうちにブドウを早摘みし, そのブドウを屋内で乾燥させ, 糖分と風味を凝縮させる。その後, その濃縮させたブドウを用いて通常の発酵を行う。

採点基準

  • 製法を「パッシート」と答えて1点。
  • パッシートでは, 「酸が強いうちにブドウを早摘みする」など, 早摘みした酸の強いブドウを使用することに言及して1点。
  • パッシートでは, 上記の早摘みしたブドウを「屋内で乾燥させる」という点に言及して1点。
  • 屋内でブドウを乾燥させることにより, 「糖分と風味が凝縮される」という点に言及して1点。
  • 乾燥させ糖分と風味を凝縮させたブドウを用いて, 通常の発酵を行いワインを造るという点に言及して1点。

問2

Part 1

このワインのスタイルを描写しなさい。

6点

答え

解答

色調は淡く, 酸味が高く, タンニンは多い, フルボディのワイン。サワーチェリーやドライフラワーなどの第一アロマや, クローブやトーストなどの樽由来の第二アロマ, そしてトリュフや皮革などの熟成由来の第三アロマを感じる。長期熟成に耐えうるワインである。

採点基準

このワインのスタイルとして以下の特徴を挙げて各1点, 最大5点。

  • 色調を「淡い」と答えて1点。
  • 風味として, 「サワーチェリー」や「ドライフラワー」などの第一アロマを答えて1点。
  • 風味として, 「クローブ」や「トースト」などの樽由来の第二アロマを答えて1点。
  • 風味として, 「トリュフ」や「皮革」などの第三アロマを答えて1点。
  • 酸味を「高い」と答えて1点。
  • タンニンを「多い」と答えて1点。
  • ボディを「フルボディ」と答えて1点。
  • 「熟成の可能性がある」ワインであることに言及して1点。

Part 2

このワインは, DOCGワインである。DOCGワインが受ける規制を4つ説明しなさい。

4点

答え

解答

DOCGワインは, DOCで規制されているブドウの品種や製造方法の制限や地理的境界の遵守の他, 生産地域内での瓶詰めの強制, そして農業庁の試飲審査を受けなければならない。

採点基準

  • DOCGの規制として, DOCと同様に「ワインに使用してよいブドウ品種が制限されている」という点に触れて1点。
  • DOCGの規制として, DOCと同様に「ワインの製造方法が制限されている」という点に触れて1点。
  • DOCGの規制として, DOCと同様に「決められた地理的境界内で栽培されたブドウを用いなければならない」という点に触れて1点。
  • DOCGの規制として, 「生産地域内で瓶詰めを行わなければならない」という点に触れて1点。
  • DOCGの規制として, 造られたワインは「農業庁の試飲検査を受けなければならない」という点に触れて1点。

Part 3

このワインは, RESERVAワインである。RESERVAワインはどのようなワインかを説明しなさい。

3点

答え

解答

原産地呼称で規定されている最低限のレベルのワインと比較して, 高いアルコールを持ち, 長い熟成期間を経ているワインである。

採点基準

  • RESERVAワインは, 「長い熟成期間を経ているワインである」という点に言及して1点。
  • RESERVAワインは, 通常「高いアルコール度数を持つ」という点に言及して1点。
  • 熟成期間やアルコール度数は,「原産地呼称で規定されている最低限のレベルのワイン」と比較したレベルであるという点に触れて1点。

Part 4

バローロ・ワインを製造するときに, 生産者は発酵後浸漬, オーク樽熟成といった工程を踏むことがある。生産者がこれらの醸造方法を採用する理由を説明しなさい。

発酵後浸漬:

2点

オーク樽熟成:

3点

答え

解答

発酵後浸漬:発酵後浸漬をすることによって, ネッビオーロの特徴であるタンニンの抽出を促すため。また発酵後浸漬には, ネッビオーロのタンニンをきめをなめらかにするはたらきもあると考えられる。

オーク樽熟成:オーク樽熟成することによって, きついタンニンを和らげることができる他, オーク樽を通してわずかに流入する酸素による酸化で風味を変化させたり, オークから抽出された風味が加わることにより風味が複雑になるため。

採点基準

発酵後浸漬

  • 発酵後浸漬を行うことによって, さらなる「タンニンの抽出」ができることに触れて1点。
  • タンニンの抽出は, ネッビオーロの特徴であるタンニンをさらに増やすことができる, などネッビオーロ・ワインにポジティブな影響を与えることに言及して1点。

オーク樽熟成

  • オーク樽熟成を行うことによって, 「きついタンニンを和らげることができる」という点に触れて1点。
  • オーク樽熟成を行うことによって, オーク樽を通してわずかに流入する酸素による「酸化で風味が変化」し, 「風味が複雑化する」などの風味のポジティブな変化が生じることに触れて1点。
  • オーク樽熟成を行うことによって, 「オーク樽から風味が抽出」され, 「風味が複雑化する」などの風味のポジティブな変化が生じることに触れて1点。

Part 5

瓶内熟成させるとさらに品質が向上すると考えられる。瓶内熟成にとって理想的な静置方法や環境について説明しなさい。

5点

答え

解答

10~15℃の一定の低い温度で, 暗く, 振動などが生じない環境で, コルクに液体が触れるようボトルを横にして静置させる。

採点基準

  • 「10~15℃の低い温度の環境」に置くという点に触れて1点。
  • 「温度が一定の環境」に置くという点に触れて1点。
  • 「光があまり当たらない暗い環境」に置くという点に触れて1点。
  • 「振動が生じない環境」に置くという点に触れて1点。
  • 「ボトルを横に置く」という点に触れて1点。

Part 6

バルバレスコは, バローロより標高が低く, 近くに川が流れている。これらの地理的特徴により, バルバレスコはバローロとどのようなスタイルの差が生じると考えられるか説明しなさい。

4点

答え

解答

バルバレスコは, 標高が低いため気温が高くなり, また川の反射により日照量が増えるため, ブドウの成熟がバローロに比べて早くなる。そのため, 果実風味が増すが芳香は少なくなると考えられる。

採点基準

  • バルバレスコはバローロに比べて標高が低いため, 平均的な「気温が高くなる」という点に触れて1点。
  • バルバレスコの近くに川が流れているため, 「川の反射により日射量が増える」という点に触れて1点。
  • 上記二つの要因はいずれも, バローロに比べてバルバレスコの「ブドウの成熟を早くする」という点に触れて1点。
  • ブドウの成熟が早いことにより, 「果実風味が増し, 芳香が少なくなる」などのワインのスタイルの変化に触れて1点。幅広い表現を許容する。

問3

Part 1

このワインは, サンジョベーゼ種主体で造られている。サンジョベーゼ種の特徴を説明しなさい。

4点

答え

解答

サンジョベーゼ種は成熟が遅いブドウ品種であり, レッドチェリーやプラムなどの風味を持ち, 酸味は高く, タンニンは多い。

採点基準

  • サンジョベーゼ種の特徴として, 「成熟が遅い」という点に触れて1点。
  • サンジョベーゼ種の特徴として, 「レッドチェリー」や「プラム」などの赤系果実の風味を持つという点に触れて1点。
  • サンジョベーゼ種の特徴として, 「酸味が高い」という点に触れて1点。
  • サンジョベーゼ種の特徴として, 「タンニンが多い」という点に触れて1点。

Part 2

クラッシコはどのような意味を持つ表記か説明しなさい。

4点

答え

解答

イタリアのいくつかの原産地呼称は, その原産地呼称で生産可能なワインを増やすため, 地理的境界を拡大していった。クラッシコは, 伝統的に原産地呼称として認められていた地理的境界内の生産地域で栽培されたブドウから造られたワインを示し, 一般的にその原産地呼称の中で最上のワインを指す。

採点基準

  • クラッシコは, 「特定の地理的境界内の生産地域で栽培されたブドウから造られたワインであることを示す」という点に触れて1点。
  • 上記の地理的境界は, 「伝統的に原産地呼称として認められていた」境域であることに触れて1点。
  • 上記のような地理的境界の再定義が必要になった背景として, イタリアのいくつかの原産地呼称は「その原産地呼称で生産可能なワインを増やすため, 地理的境界を拡大していった」という点に触れて1点。
  • 上記のような背景があるため, クラッシコは一般的に「その原産地呼称の中で最上のワインで示す」という点に触れて1点。

Part 3

このワインは, どのような大きさのグラスで提供したらよいかを説明しなさい。

2点

答え

解答

酸素とより触れさせアロマや風味を引き出すことのできる, 大きなグラスで提供するのが良い。

採点基準

  • 「大きなグラス」で提供すると答えて1点。
  • 大きなグラスで提供する理由として, 「酸素とより触れさせてアロマや風味を引き出す」という点に触れて1点。
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自己紹介

Tomo
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 東京大学理学系研究科修士課程を卒業し、現在は経営コンサルティング会社に勤務。学生時代にワインの魅力に引き込まれ、在学中にJSAワインエキスパートを取得。現在はブラインドテイスティングを練習しています。

 教育業界で働いていた経験から、ワインと教育をつなげられたらよいなと思いブログをはじめました。最近は、ぶどうの栽培や醸造、そしてテイスティングの科学や、世界史とワイン史の関わりに興味があります。 More…

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Opus One 2016

ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト男爵とカリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィが作りあげた、カリフォルニアワインの最高傑作。

カレッタ汐留のAuthorityさんでテイスティングしてきました🥰
Twitterのフォロワーならなんとオーパスワンが一杯無料というイベント!!

熟したカシスやブラックベリーのふくよかな果実の香りに、杉やシナモン甘草などの香りが心地よく調和する。香りのファーストインプレッションは太く濃厚、そして嗅ぐたびに自分を包み込んでゆく。目をつぶると、白檀香るどこか厳かな和の空間にいるかのよう。

口に含むと泡沫のようにすぐに溶け込む。溶け込んだかと思えば果実の風味が勢いよく広がってゆく。酸も生き生きと主張し、タンニンはシルキーに果実の風味を包み込む。フィニッシュは、強かさを感じさせる余韻を細くそして強く引き伸ばしてゆく。

パワフルであり、エレガントであり、そして厳かさを感じる一本。


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本日25歳の誕生日を迎えました!

これからもワインの勉強や美味しいワインの発信がんばっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします😌
ブログの方も続けて参りますのでこちらも是非ご覧ください

写真は、本日訪れた都農ワインさんのキャンベルアーリーです
味はもちろんですが、なんといっても青空と自然の緑とキャンベルアーリーの真紅のコントラストが最高に映える🥰


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Chateau Favray Pouilly Fume 2018

フランス、ロワール、プイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランです。
Chateau Favrayは、リュット・レゾネと呼ばれる栽培方法を実践しているシャトーです。リュット・レゾネとは、環境に優しい合理的な栽培を目指す手法で、農薬を使う農法やビオディナミなどの理念主義の農法とも違う、科学に寄り添った新しいぶどう栽培の形態です。

青リンゴの瑞々しい果実の香りに、貝殻や濡れた石、岩塩などを感じさせる冷涼なミネラル感、ヴェルヴェーヌなどヒントが折り重なりる、フレッシュで活き活きした印象。

アタックは心地よく、口に含むときゅっと締め付ける凛とした酸を感じる。果実感は口の中でふわっと広がるが、酸味によりすぐ引き締められキレのよさを感じる。仄かな苦味や清々しいミネラル感が、ドライで深みのある余韻を作り上げる。

自然を感じさせるフレッシュで活き活きとした一本です。


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テイスティングのコツや、香りや味覚の取り方、テイスティングのよくある誤解などを解説しようと思っていますので、ぜひご覧ください😌


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ブログ更新しました🥰

外観、味わいまで終えたので、最後は

「香り」

について解説していきます😌


ワインのテイスティングコメントは直喩で表現されることが一般的です。これは、様々な物質を引き合いに出しワインの香りを組み立てるという意味です。
現代のワインテイスティング文化を見ていると、どうやらこの香りの組み立てかたには暗黙のルールがあるようです。

・ワインの香りはどのように表現したらよいのか
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・ワインからはなぜ色んなものの香りが感じられるのか

などを時間をかけて解説していきます😌

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一次試験通った方、おめでとうございます🎉
二次試験も頑張ってください、応援しています😌

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Villa Antinori Chianti Classico 2015  イタ Villa Antinori Chianti Classico 2015

イタリア、トスカーナ州のキャンティ・クラシコです。エノテカで購入🥰
アンティノリは14世紀から続くワイナリーであり、ティニャネロやソライアなどのワイン生み出し、サッシカイアと共にスーパータスカンの先駆者として知られています。
スーパータスカンで有名なアンティノリですが、彼らが拠点としているキャンティ・クラシコ地域からはもちろん上質なサンジョベーゼがとれます。

熟したカシスやブラックベリーの香りに、ナツメグやクローブのベーキングスパイス、ローズマリーやローリエのハーブ香、さらになめし革やローストビーフ、ドライトマトや黒オリーブなどの香りが複雑に折り重なる。

なめらかでスムーズな口当たり。しっかりした酸が口奥へ伸びてゆき果実感がそれの後を追うようにきれいに広がる。タンニンは堅牢で、全体的に力強さ、ポテンシャルを感じさせる。奥に残るしっかりとした苦味は全体を引き締め、ドライな余韻を作り上げる。

様々な味覚を楽しめる、ポテンシャルを感じる一本です。


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Paolo Scavino Langhe Nebbiolo 2017

イタリア、ピエモンテ州のネッビオーロです。ランゲは、バローロやバルバレスコなどの地域を内包する広いDOCです。バローロやバルバレスコなどは長期熟成タイプのワインが多いのに対し、コストパフォーマンスのよい若飲みタイプのネッビオーロの生産が盛んです。

ラズベリージャムや干しいちじくなどのドライな果実の香りに、錆鉄やローストビーフなどの渇いた香り、ターメリックなどのエキゾチックスパイス、そしてなめし革やきのこなどの香りが折り重なり複雑な印象。

パワフルで溌剌としたアタックから、ドライフルーツを思わせる果実感が爆発する。強かな酸味、収斂性のあるタンニンが全体をぎゅっと引き締めまとめあげ、芯のあるしっかりとしたストラクチャーを作り上げている。アルコール感、酸味、そしてタンニンが紡ぎ上げる長い余韻は印象的。

複雑でエレガントな一本です。


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これまではワインの味わいについて解説してきましたが、全項目一通り書き終わったので、次は

「ワインの外観」

について解説していきます😌


私たちはワインを常に「見て」います。ワインの外観はそのワインの健全さのみならず特性を分断に反映していますが、テイスティングの際に議論に上がることは少ないです。ワインの外観を正しく分析することは、ワインをテイスティングする上で欠かせません。

・外観はテイスティングにおいてどの程度重要なのか
・外観からワインの何がわかるのか
・外観はどのように表現すればよいのか

などを順々に解説していきます😌


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一次試験もぼちぼち始まりましたね。今年受験する皆さんがんばってください!応援しています!

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Patrice Rion Bourgogne Chardonnay 2017

ブルゴーニュのシャルドネです。エノテカで購入😌
パトリス・リオンは、ニュイ・サン・ジョルジュのなんと2000年に設立された新進気鋭のワイナリーです。
彼らの、クリアでフルーティーで複雑さを兼ね備えているワインは、つねに高い評価を受けており、設立から間もないながらもニュイ・サン・ジョルジュを代表する生産者のうちの一つです。

白桃や青いバナナ、パッションフルーツなどの果実のアロマに、ヨーグルトやバター、カスタードやマジパン、そして石灰やヨードなどの心地よいミネラル感が折り重なる、ニュアンスに富むリッチな香り。

溌剌としたアタックから豊かな果実感が口いっぱいに広がる。酸味はしっかりと存在感を示しながらも優しくまとまっており、厚くコクのあるリッチな果実感とうまく調和をとっている。仄かな塩味と苦味が全体を引き締め、複雑な余韻を形成している。

パフォーマンスがよすぎる一本です。


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Chateau Belle Bergere
Blaye Cotes de Bordeaux

ボルドーの赤ワインです。オールドビンテージ・ドットコムの頒布会のワインです🥰
ブライ・コート・ド・ボルドーは、ボルドーの北側の丘陵地帯のAOCです。ボルドーの中ではマイナーな産地ですが、長期熟成に耐えうるポテンシャルの高いワインが数多く生産されています。

ブルーベリーやカシスなどの果実の香りに、グローブやナツメグなどのベーキングスパイス、そして杉、腐葉土、インクなどの香りが折り重なる深淵な香り。時間とともに発展し、アイスコーヒーやティラミスのようニュアンスも楽しめる。

アルコールのボリューム感を感じるアタック。堅牢なタンニンに支えられ、熱さを伴いながら果実感が弾ける。高いアルコール感を力強いタンニンが支え全体のボリュームの調和をとっており、そのまま長い残暑の余韻を残す。

パワフルだが深みのある一本です。


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