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ワインと世界史 > ガリア戦争と樽
ワインと世界史

ガリア戦争と樽

2020年11月14日 /

「賽は投げられた」

これは、かの有名なローマの名将カエサルが、敵対するポンペイウスを討つべく、軍団を率いてルビコン川を渡る際に放ったセリフである。もう後には引けない、短い言葉ながらカエサルの強い意志が読み取れる名言である。

カエサルは、ガリア地方(現在のフランスやドイツ一部)に遠征しローマの属州とし、ローマの文化をガリア地方へ伝導した。そのため、カエサルはガリア地方にワインを広めた立役者とも言われている。後のワイン帝国フランスにローマのワイン文化をもたらしたカエサルは、確かに現在まで続くワイン文化の賽を投げたのである。

ローマはガリア地方にワイン文化を伝えたのだが、ローマもガリア地方からワインに関する重要なアイデアをもらった―樽である。以後の世界では、樽の使用によりワインはさらに発展することとなる。カエサルのガリア遠征やローマ帝国の成立などの歴史とともに、ワインに起こった数々の革命の歴史を見てゆこう。

Contents

  • 1 ガリア戦争
  • 2 ガリアと樽
  • 3 ローマ帝国の成立

ガリア戦争

紀元前1世紀に入ると、平民派のマリウスと閥族派のスラがコンスルの座をめぐり争った。老将マルクスは死去しその後を継いだキンナをスラが破り、軍事的第一人者となったスラはローマの独裁官(ディクタトル)に任命され、平民派の権限を制限した。

スラの死後、武力で第一人者になるという彼の理念を継いで頭角を現したのがポンペイウス、カエサル(シーザー)、クラッススであった。彼らは剣奴スパルタクスの反乱を鎮圧するなど軍事的な功績を上げ、民衆からの支持を得た。彼らをよく思わない元老院と閥族派に対抗するために、三者は同盟を結んだ(第一回三頭政治)。この同盟により、カエサルはガリア地方の総督に選出された。カエサルのガリア戦争はここから始まる。

ガリア戦争とは、カエサルがガリア地域(主に現在のフランス)の部族に対して繰り広げた8年にも渡る戦争のことである。ガリア戦争の様子は、カエサルが自らが著した『ガリア戦記』につぶさに記載されている。この戦争は数十万というガリア人が戦死するような無慈悲な侵略戦争であったが、ガリア戦争の勝利によってカエサルは権力を上げ、ローマはガリア全土を属州とした。ガリア戦争の歴史的意義はそれにとどまらず、この戦争によってガリア全土に平和がもたらされた他、ガリア地域にローマの優れた文化が―もちろんワインも―もたらされた。今後のフランスを中心とした西洋世界の発展は、カエサルのガリア戦争が契機であると言っても過言ではない。

ガリア戦争について興味のある方はぜひ『ガリア戦記』を読んでみて欲しい。

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ガリア戦争の発端は、現在のスイスや南ドイツにかけて居住していたヘルウェティー族が、ローマの領土であったアロブロゲース族の土地を通過しようとしたことであった。ちなみに、アロブロゲース族の領土にはアロブロジカ種と呼ばれる優秀なブドウが生息していた。このアロブロジカ種は、ピノ・ノワールの祖先とも言われている。

カエサルは、ヘルウェティー族の討伐をきっかけに、どんどん北進していった。ローマ軍は、戦闘力はもちろんのこと、大河にわずか数日で橋をかけてしまうような圧倒的な土木建築技術であったり、部族間の軋轢を利用する交渉術であったりを駆使し、最終的には全ガリアを平定した。そんな彼らが戦いの際に常に気をかけていたのは、食料の確保であった。彼らが戦のために準備した食料は、穀物を始めとし、野菜や塩、そしてワインであった。穀物などは現地で調達できるかもしれないが、飲料水を確保しにくい場所ではワインは軍の必需品であった。自然の水は水あたりの危険性があるが、ワインはそのような心配がない。ワインはローマ軍の飲料水として非常に重要な位置を占めていた。もっとも、ローマ軍が飲んでいたワインは、下級の酸化が進んだ酸っぱいワイン(アケトウム)であった。

このようにローマ軍はガリアでもワインを飲んでいた。そしてガリア戦争を通じてガリア人にもワインを飲む習慣が着実に浸透していった。中には、ワインはローマ軍の罠だ、と言って頑なにワインの輸入を禁じた部族もいるほどであった。カエサルは確かにガリア地方にワイン文化を持ち込んだのである。

カエサルは、森の中に隠れて攻撃してくるガリア人に備えて、兵を挙げてガリアに広がる森林を伐採した。その開けた土地にカエサルの軍がブドウを植えていったことからブドウ栽培がフランスに広がっていったという説も聞くが、これは少し無理がある。カエサルがガリア戦争を行っていた時代では、ブドウ栽培の北限は現在のプロヴァンス付近までであった。これらの土地に適したブドウは、それより寒い地域ではうまく育たない。ガリア地方でブドウの栽培が盛んに行われるようになるのは、ガリア戦争から1,2世紀後の、耐寒性のあるブドウが出現したころからである。しかし、ブドウの栽培ができるようになると、ガリア人の熱の入れ方は尋常ではなかった。ガリアはまたたく間にブドウの土地になっていった。

フランスにワイン文化をもたらしたカエサル自身も、ワインをかなり飲んでいた。そんなカエサルが好んだとされているのが、シチリア島のマメルティーノである。「戦士のワイン」ともてはやされたワインは、2000年の時を越えてシチリアの大手ワイナリーであるプラネタによって復刻された。

プラネタ マメルティーノ[2016]年
カエサルが愛した戦士のワイン
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ガリアと樽

ローマ人は、ガリアに一方的にワイン文化を与えたわけではない。ローマ人はガリア人から、今日のワインには欠かせないある要素を学んだ―樽である。

ガリアでは地中海付近の都市から輸入したワインも飲まれていたが、当時のガリア人が飲んでいたのはもっぱらビールであった。当時のガリアは大部分が森であったため、ガリア人はその木から作った樽にビールを入れて保管していた。最も、樽は液体の保存のみに使用されていたわけではなかった。『ガリア戦記』によると、ガリア人は松脂を入れ燃やした樽を転がしてローマ軍を攻撃したという。ローマ人は、ガリア人の使っていた樽に目をつけた。当時ローマ軍がワインの運搬に用いていたのは陶製のアンフォラであった。しかしアンフォラは重く、そして壊れやすい。その証拠として、壊れたアンフォラの破片が様々な場所から発見されている。それに引き換え樽は軽く、何より壊れない。ローマ人は次第にワインの保管や運搬に樽を使うようになっていった。

樽の使用によりワインの運搬や貯蔵が容易になっただけではなく、ローマ人が気づいていたかは定かではないが、樽でワインを保存することによってワインはおいしくなる。以降、ワインと樽は切っても切り離せない関係になってゆく。ガリア人から知恵をもらい、ローマ人がワインの保管に樽を使用し始めたことで、今後のワイン世界は大きく変わっていった。

ローマ帝国の成立

カエサルがガリア戦争を繰り広げている最中、ローマの政情はカエサルにとって不都合な方向へと向かっていた。ポンペイウスが元老院と手を組みカエサルを公敵宣言したのだ。このままでは自らの立場が危ぶまれると思ったカエサルは、「賽は投げられた」と言い放ち、ガリア戦争を共に戦った兵を引き連れルビコン川を渡りローマに進軍した。ポンペイウスとの激戦の末、カエサルは勝利をつかみ取りローマに凱旋した。カエサルは独裁官となりローマの事実上の王となったが、紀元前44年、腹心であったブルータスによって暗殺された。暗殺される際にカエサルが放った「ブルータス、お前もか」という言葉は、シェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』により現在も語り継がれている。

『カエサルの死』ヴィンチェンツォ・カムッチーニ

カエサルの死後、彼の意思を受け継いだアントニウス、オクタウィアヌス、レピドゥスの3名が政治同盟を結び、第二回三頭政治を始めた。やがて、ポンペイウスの子セクストゥスを倒しレピドゥスを引退に追い込んだオクタウィアヌスはローマ帝国の西方を、アントニウスは東方を支配するようになった。両者は、アントニウスの裏切りにより対立が深まってゆく。というのも、アントニウスはオクタウィアヌスの姉オクタウィアと結婚していたのだが、アントニウスには別に真に愛した女がいた。クレオパトラである。

アントニウスが東方遠征の準備でエジプトのアレクサンドリアに立ち寄った際、クレオパトラと出会った。この出会いをきっかけにアントニウスはクレオパトラに夢中になり、首都をローマからアレクサンドリアに移そうとしたり、クレオパトラと同じ墓に埋めてくれという遺言を残したりと彼女に夢中であった。アントニウスは自らを新ディオニュソスと称し、クレオパトラはアフロディーテに仕立て上げられた(ギリシア神話についてはこちら)。彼らの豪勢な饗宴では、ワインが豪華な酒器に入れられ飲まれていた。アントニウスは、アフロディーテが生まれた島として知られる高級甘口ワイン産地キプロス島をクレオパトラに献上したという。

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クレオパトラも愛したという、紀元前から愛されてきたキプロス島の極甘口ワイン
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オクタウィアヌスとアントニウスは、紀元前31年、ローマ帝国の命運をかけアドリア海のアクティウムで戦った。このアクティウムの海戦はオクタウィアヌスの勝利で終わり、アントニウスは部下に殺されクレオパトラは蛇の毒で自害した。オクタウィアヌスは名実ともにローマ帝国の王となり、元老院から「アウグストゥス」の称号を受け取る。こうして紀元前27年、初代皇帝アウグストゥスの元に帝政ローマが成立した。

「アクティウム海戦」Lorenzo A.Castro

以上のように、カエサルの手によってワイン文化がフランスへともたらされた。それと引き換えにローマには、樽という今後のワイン世界には欠かせない要素を手に入れた。これらの相互作用も相まって、ローマ帝国の時代に古代ワイン文化は最盛を極める。次回は、最盛を極めたローマ帝国で、ワインがどのように飲まれていたのかを見てゆこう。

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自己紹介

Tomo
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 東京大学理学系研究科修士課程を卒業し、現在は経営コンサルティング会社に勤務。学生時代にワインの魅力に引き込まれ、在学中にJSAワインエキスパートを取得。現在はブラインドテイスティングを練習しています。

 教育業界で働いていた経験から、ワインと教育をつなげられたらよいなと思いブログをはじめました。最近は、ぶどうの栽培や醸造、そしてテイスティングの科学や、世界史とワイン史の関わりに興味があります。 More…

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Opus One 2016

ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト男爵とカリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィが作りあげた、カリフォルニアワインの最高傑作。

カレッタ汐留のAuthorityさんでテイスティングしてきました🥰
Twitterのフォロワーならなんとオーパスワンが一杯無料というイベント!!

熟したカシスやブラックベリーのふくよかな果実の香りに、杉やシナモン甘草などの香りが心地よく調和する。香りのファーストインプレッションは太く濃厚、そして嗅ぐたびに自分を包み込んでゆく。目をつぶると、白檀香るどこか厳かな和の空間にいるかのよう。

口に含むと泡沫のようにすぐに溶け込む。溶け込んだかと思えば果実の風味が勢いよく広がってゆく。酸も生き生きと主張し、タンニンはシルキーに果実の風味を包み込む。フィニッシュは、強かさを感じさせる余韻を細くそして強く引き伸ばしてゆく。

パワフルであり、エレガントであり、そして厳かさを感じる一本。


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本日25歳の誕生日を迎えました!

これからもワインの勉強や美味しいワインの発信がんばっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします😌
ブログの方も続けて参りますのでこちらも是非ご覧ください

写真は、本日訪れた都農ワインさんのキャンベルアーリーです
味はもちろんですが、なんといっても青空と自然の緑とキャンベルアーリーの真紅のコントラストが最高に映える🥰


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Chateau Favray Pouilly Fume 2018

フランス、ロワール、プイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランです。
Chateau Favrayは、リュット・レゾネと呼ばれる栽培方法を実践しているシャトーです。リュット・レゾネとは、環境に優しい合理的な栽培を目指す手法で、農薬を使う農法やビオディナミなどの理念主義の農法とも違う、科学に寄り添った新しいぶどう栽培の形態です。

青リンゴの瑞々しい果実の香りに、貝殻や濡れた石、岩塩などを感じさせる冷涼なミネラル感、ヴェルヴェーヌなどヒントが折り重なりる、フレッシュで活き活きした印象。

アタックは心地よく、口に含むときゅっと締め付ける凛とした酸を感じる。果実感は口の中でふわっと広がるが、酸味によりすぐ引き締められキレのよさを感じる。仄かな苦味や清々しいミネラル感が、ドライで深みのある余韻を作り上げる。

自然を感じさせるフレッシュで活き活きとした一本です。


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外観、味わいまで終えたので、最後は

「香り」

について解説していきます😌


ワインのテイスティングコメントは直喩で表現されることが一般的です。これは、様々な物質を引き合いに出しワインの香りを組み立てるという意味です。
現代のワインテイスティング文化を見ていると、どうやらこの香りの組み立てかたには暗黙のルールがあるようです。

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Villa Antinori Chianti Classico 2015  イタ Villa Antinori Chianti Classico 2015

イタリア、トスカーナ州のキャンティ・クラシコです。エノテカで購入🥰
アンティノリは14世紀から続くワイナリーであり、ティニャネロやソライアなどのワイン生み出し、サッシカイアと共にスーパータスカンの先駆者として知られています。
スーパータスカンで有名なアンティノリですが、彼らが拠点としているキャンティ・クラシコ地域からはもちろん上質なサンジョベーゼがとれます。

熟したカシスやブラックベリーの香りに、ナツメグやクローブのベーキングスパイス、ローズマリーやローリエのハーブ香、さらになめし革やローストビーフ、ドライトマトや黒オリーブなどの香りが複雑に折り重なる。

なめらかでスムーズな口当たり。しっかりした酸が口奥へ伸びてゆき果実感がそれの後を追うようにきれいに広がる。タンニンは堅牢で、全体的に力強さ、ポテンシャルを感じさせる。奥に残るしっかりとした苦味は全体を引き締め、ドライな余韻を作り上げる。

様々な味覚を楽しめる、ポテンシャルを感じる一本です。


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Paolo Scavino Langhe Nebbiolo 2017

イタリア、ピエモンテ州のネッビオーロです。ランゲは、バローロやバルバレスコなどの地域を内包する広いDOCです。バローロやバルバレスコなどは長期熟成タイプのワインが多いのに対し、コストパフォーマンスのよい若飲みタイプのネッビオーロの生産が盛んです。

ラズベリージャムや干しいちじくなどのドライな果実の香りに、錆鉄やローストビーフなどの渇いた香り、ターメリックなどのエキゾチックスパイス、そしてなめし革やきのこなどの香りが折り重なり複雑な印象。

パワフルで溌剌としたアタックから、ドライフルーツを思わせる果実感が爆発する。強かな酸味、収斂性のあるタンニンが全体をぎゅっと引き締めまとめあげ、芯のあるしっかりとしたストラクチャーを作り上げている。アルコール感、酸味、そしてタンニンが紡ぎ上げる長い余韻は印象的。

複雑でエレガントな一本です。


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これまではワインの味わいについて解説してきましたが、全項目一通り書き終わったので、次は

「ワインの外観」

について解説していきます😌


私たちはワインを常に「見て」います。ワインの外観はそのワインの健全さのみならず特性を分断に反映していますが、テイスティングの際に議論に上がることは少ないです。ワインの外観を正しく分析することは、ワインをテイスティングする上で欠かせません。

・外観はテイスティングにおいてどの程度重要なのか
・外観からワインの何がわかるのか
・外観はどのように表現すればよいのか

などを順々に解説していきます😌


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Patrice Rion Bourgogne Chardonnay 2017

ブルゴーニュのシャルドネです。エノテカで購入😌
パトリス・リオンは、ニュイ・サン・ジョルジュのなんと2000年に設立された新進気鋭のワイナリーです。
彼らの、クリアでフルーティーで複雑さを兼ね備えているワインは、つねに高い評価を受けており、設立から間もないながらもニュイ・サン・ジョルジュを代表する生産者のうちの一つです。

白桃や青いバナナ、パッションフルーツなどの果実のアロマに、ヨーグルトやバター、カスタードやマジパン、そして石灰やヨードなどの心地よいミネラル感が折り重なる、ニュアンスに富むリッチな香り。

溌剌としたアタックから豊かな果実感が口いっぱいに広がる。酸味はしっかりと存在感を示しながらも優しくまとまっており、厚くコクのあるリッチな果実感とうまく調和をとっている。仄かな塩味と苦味が全体を引き締め、複雑な余韻を形成している。

パフォーマンスがよすぎる一本です。


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Chateau Belle Bergere
Blaye Cotes de Bordeaux

ボルドーの赤ワインです。オールドビンテージ・ドットコムの頒布会のワインです🥰
ブライ・コート・ド・ボルドーは、ボルドーの北側の丘陵地帯のAOCです。ボルドーの中ではマイナーな産地ですが、長期熟成に耐えうるポテンシャルの高いワインが数多く生産されています。

ブルーベリーやカシスなどの果実の香りに、グローブやナツメグなどのベーキングスパイス、そして杉、腐葉土、インクなどの香りが折り重なる深淵な香り。時間とともに発展し、アイスコーヒーやティラミスのようニュアンスも楽しめる。

アルコールのボリューム感を感じるアタック。堅牢なタンニンに支えられ、熱さを伴いながら果実感が弾ける。高いアルコール感を力強いタンニンが支え全体のボリュームの調和をとっており、そのまま長い残暑の余韻を残す。

パワフルだが深みのある一本です。


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