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ワインと世界史 > ブドウの起源
ワインと世界史

ブドウの起源

2020年10月14日 /

ブドウはいつからこの地球に現れ、どのように進化してきたのか。

ワインの歴史を記した書籍は、必ずと言っていいほどこの話題から筆を下ろす。これは、単にワインの歴史の始まりだからというだけではなく、ブドウの起源が現在の私たちのワイン文化に非常に大きな意味を持っているからである。

ブドウの誕生の歴史の話を始める前に、それを理解する上で重要になってくる地球や生物の歴史を大まかに概説する。世界史の解説と銘打っていたが、この時代の歴史は世界史というより地学の地史の分野であることをご了承いただきたい。

Contents

  • 1 地球と生物の変遷
  • 2 ブドウの歴史
  • 3 ブドウの種類の違いとワイン

地球と生物の変遷

そもそも我々地球とは、そして生物とはいつ生まれたのであろうか。

我々の地球は46億年前に誕生したと考えられている。初期の地球には多数の微惑星が衝突していたため、放出される莫大なエネルギーにより、ドロドロに溶けた熱いマグマで覆われていた。やがてそのマグマの上に雨が降り海洋が形成され、地球は現在のような海と陸地が共存する様相に変化していった。

生き物がいつ地球に現れたかというと、約38億年前だと考えられている。しかしその頃はオゾン層がなく(オゾン層が形成されるようになったのは25億年前、光合成を行うシアノバクテリアが繁栄し始めた頃)、太陽からの有害な紫外線が降り注ぐ地球表層は生命にとって非常に厳しい環境であったため、現在のような複雑な構造を持つ生物は出現しなかった。

生命が爆発的進化を遂げたのが、今から5億4千万年前。「カンブリア爆発」と呼ばれるこの生命の目覚ましい進化により、複雑な構造を持つ生物が多数生まれ、現在生きている動物たちの直接的な祖先となった。カンブリア爆発は地球史的に非常に重要な意味を持っているため、地球に生命が繁栄するカンブリア爆発以降は顕生代、それ以前の時代は先カンブリア時代と呼ばれる(このように地質時代の遷移は主に生物相の大幅な変化を境界にして決められているものが多い)。

顕生代は、古い方から順に古生代、中生代、新生代と細分化されている。カンブリア爆発の時期は、生命は海洋中が主な生息場所であった。カンブリア爆発のおよそ1億年後の古代シルル紀のとき植物は陸上に進出したと考えられている。植物は陸上進出後にめざましく発展し、その後のデボン紀や石炭紀には陸上で大森林を形成するようになった(そのため、石炭紀の地層からは植物の遺骸である石炭が多く取れる)。

最初の陸上植物は、シダ植物などの種子を作らない植物であった。やがて古生代後期に種子を作る植物である裸子植物が現れるようになり、中生代の陸上では裸子植物が繁栄した。

やがて裸子植物から分化して被子植物が現れた。これは諸説あるが、恐竜たちが陸地を闊歩していた中生代のジュラ紀の頃だったと考えられている(何を隠そうこのジュラ紀という名は、かのワイン銘醸地であるフランスのジュラ地方の山脈から来ている)。裸子植物は、胚珠と呼ばれる種子になる生殖器官がむき出しになっている植物であるが、被子植物は胚珠は心皮に覆われており、その心皮は発育して果実となる。

美味しい果実を実らせるブドウはもちろんこの被子植物に分類される。ブドウの祖先は中生代にすでに存在していたことになる。

時代の変遷

ブドウの歴史

さて、今までは地球と植物の歴史を広く概説してきたが、ここからはぶどうの歴史にフォーカスしてゆく。

中生代の頃にブドウ属植物がどの程度繁栄していたかは定かではないが、時が過ぎ新生代の第三紀では、ブドウ属植物は地球上の温暖な場所で広く繁栄していたことがわかっている。その証拠として、ブドウ属植物の化石がその時代の地層から多く発見されている。ちなみに新生代は、爬虫類に変わって哺乳類の発展で特徴付けられる時代である。新生代は、古い方から第三紀、第四紀(人類の時代)と二つの時代に分類される。

第三紀はブドウが地球上の多くの場所で繁栄するくらい温暖な時代であったのだが、新生代第四紀になると地球は寒冷化し氷河時代に入る。実際は氷河期の間にやや温暖な間氷期という時期も何度もあったのだが、この厳しい気候条件により第三期に繁栄したブドウはどんどん地球上から姿を消していき、最終的にはトランスコーカサスや北アメリカ、そして東アジアのおよそ3つの地域に生息地が絞られていった。

そして今から1万年前に氷河期が終わり人類が文明を作るようになると、ブドウは再度その勢いを取り戻し、現在は地球上のありとあらゆる場所でその姿を見ることができる。

ブドウが新生代第四紀の氷河期によってトランスコーカサスや北アメリカ、東アジアに生息域が限られたことは重要である。今日残存するブドウ属植物は、大きく分けて3つの種に分類されることが知られている。西アジア種群、北米種群、そして東アジア種群である。

このうち西アジア種群に属するブドウは一種類のみ、ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)である。我々がよく知っている、ワインに用いられるブドウである。

北米種群に属するブドウの代表は、アメリカブドウ(Vitis labrusca)である。こちらもワインに使用されることもあるが、ほとんどは生食用として栽培される。フィロキセラ対策の台木として用いられるVitis riparia, Vitis rupestris, Vitis berlandieriも北米種群のブドウである。

東アジア種群に属するブドウとしては、マンシュウヤマブドウ(Vitis amurensis)などが上げられる。日本に自生するヤマブドウも東アジア種群である。

現在ブドウがこのような三種類に大きく分類されているのは、厳しい氷河時代にこの三地域に追い込まれ、他のブドウの生育地域と隔絶されながら独自の進化を遂げてきたからに他ならない。

ブドウの分布

ブドウの種類の違いとワイン

さて、長い歴史の中でブドウが大きく三種類に大別された経緯を説明した。今回はそれらブドウの種類と、種類の違うブドウによって作られるワインの違いを掘り下げよう。

現在ワインの原料として使用されるのは、もっぱらヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)である(viniferaはそもそも「ワインに使用される」という意味である)。

これには様々な理由があると考えられるが、まず考えられるのは、ヨーロッパブドウが繁栄する地域に住んでいる西洋人が、長い歴史の中でワインを作り発展させてきたからであるということだろう。東アジアでもブドウからアルコール飲料を作り出した形跡は発見されているものの、ワイン文化として人々に根付き発展してゆくことはなかった。ワインの味は製法や流行などは時代によってまちまちであるが、ヴィニフェラ種から作られたワインの味わいは、長い歴史を通じて「ワインのスタンダード」として世界中に定着していった。

また、生物学的な特徴も起因していると考えられる―ワインを作る上でヴィニフェラ種ほど原料に相応しいブドウはないのである。ヴィニフェラ種は果実の総量の三分の一に匹敵するほどの多量な糖を蓄えられる。ブドウは最も糖度の高い果実の一つとして知られているが、その中でもヴィニフェラ種はずば抜けている。ヴィニフェラ以外のブドウの種ではヴィニフェラ種ように多量の糖は蓄積できない。また、ワインにキレを与える爽やかな酸もヴィニフェラ種のみの特徴である。

このような生物学的特徴があったからワインの原料としてヴィニフェラ種が使用されるようになったのか、はたまたヴィニフェラ種から作ったワインに私たちの趣味嗜好が引きづられていったのか。卵が先か鶏が先かというような因果関係の議論はあまり意味がない。確かなことは、歴史的にもそして現在も多くの素晴らしいワインがヴィニフェラ種から作られているということである。

しかし、北米種群や東アジア種群のブドウからワインが全く作られていないということではない。日本では北米種群や東アジア種群のブドウからワインを作る生産者も多い。

北米種群のVitis labruscaに属する代表的なブドウとして、コンコードが挙げられる。山形県はコンコードの生産が盛んである。ラブルスカ種のワインは、フォクシーフレーバーというグレープフルーツジュースのような特徴的な強い甘い香りを呈する。ヨーロッパではこのフォクシーフレーバーが忌み嫌われているので、ラブルスカ種からワインはほとんど作られていない。

ラブルスカ種とヴィニフェラ種を交配させて作られたブドウも多く存在する(このようなブドウを交雑種という)。代表的なものとしてキャンベル・アーリーが挙げられる。

キャンベル・アーリーは、ムーア・アーリー(ラブルスカ種)に「ベルヴィダー(ラブルスカ種)×マスカット・ハンブルク(ヴィニフェラ種)」を掛け合わせた品種である。アメリカのジョージ・W・キャンベルが開発した。キャンベル・アーリーをラブルスカ種として紹介しているサイトが見参されるが、正確には交雑種でありラブルスカ種ではない(ヴィニフェラ種が交配されていることが証拠である)。

宮崎県の都農ワインは、キャンベル・アーリーにとても力を入れており素晴らしいワインを造っているので、ぜひ試して頂きたい。

都農ワイン キャンベル アーリー 750ml
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日本では、東アジア種群のブドウからもワインが作られている。ヤマブドウは日本固有のブドウ品種であるため、日本固有の品種からワインを作ろうと現在様々なワイナリーがヤマブドウからワインを生産している。

また、ヨーロッパ品種と日本固有のブドウ品種を交配しようという試みも盛んに行われている。ヨーロッパ品種の特徴を受け継ぎつつ、日本の風土にあった栽培しやすい品種を作ろうという試みであろう。代表的なのは、1990年に山梨大学の山川祥秀教授により開発された、日本のヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンを交配して作られたヤマ・ソーヴィニヨンである。日本の気候に適したこの品種は、現在多くのワイナリーで栽培されている。

山Sauvignon ヤマ・ソーヴィニヨン 2018 ヒトミワイナリー 日本 赤ワイン 720ml
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今回は、地球の変遷からブドウの種としての歴史を見てきた。ブドウの種の歴史を考えると、現代のブドウのおおまかな分布が理解できる。しかし、ブドウはそのままではワインにはならない。いつ頃からブドウからワインが造られるようになったのか。次回は、地球上で初めてワインが造られた地を探求しよう。

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自己紹介

Tomo
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 東京大学理学系研究科修士課程を卒業し、現在は経営コンサルティング会社に勤務。学生時代にワインの魅力に引き込まれ、在学中にJSAワインエキスパートを取得。現在はブラインドテイスティングを練習しています。

 教育業界で働いていた経験から、ワインと教育をつなげられたらよいなと思いブログをはじめました。最近は、ぶどうの栽培や醸造、そしてテイスティングの科学や、世界史とワイン史の関わりに興味があります。 More…

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Opus One 2016

ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト男爵とカリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィが作りあげた、カリフォルニアワインの最高傑作。

カレッタ汐留のAuthorityさんでテイスティングしてきました🥰
Twitterのフォロワーならなんとオーパスワンが一杯無料というイベント!!

熟したカシスやブラックベリーのふくよかな果実の香りに、杉やシナモン甘草などの香りが心地よく調和する。香りのファーストインプレッションは太く濃厚、そして嗅ぐたびに自分を包み込んでゆく。目をつぶると、白檀香るどこか厳かな和の空間にいるかのよう。

口に含むと泡沫のようにすぐに溶け込む。溶け込んだかと思えば果実の風味が勢いよく広がってゆく。酸も生き生きと主張し、タンニンはシルキーに果実の風味を包み込む。フィニッシュは、強かさを感じさせる余韻を細くそして強く引き伸ばしてゆく。

パワフルであり、エレガントであり、そして厳かさを感じる一本。


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本日25歳の誕生日を迎えました!

これからもワインの勉強や美味しいワインの発信がんばっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします😌
ブログの方も続けて参りますのでこちらも是非ご覧ください

写真は、本日訪れた都農ワインさんのキャンベルアーリーです
味はもちろんですが、なんといっても青空と自然の緑とキャンベルアーリーの真紅のコントラストが最高に映える🥰


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Chateau Favray Pouilly Fume 2018

フランス、ロワール、プイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランです。
Chateau Favrayは、リュット・レゾネと呼ばれる栽培方法を実践しているシャトーです。リュット・レゾネとは、環境に優しい合理的な栽培を目指す手法で、農薬を使う農法やビオディナミなどの理念主義の農法とも違う、科学に寄り添った新しいぶどう栽培の形態です。

青リンゴの瑞々しい果実の香りに、貝殻や濡れた石、岩塩などを感じさせる冷涼なミネラル感、ヴェルヴェーヌなどヒントが折り重なりる、フレッシュで活き活きした印象。

アタックは心地よく、口に含むときゅっと締め付ける凛とした酸を感じる。果実感は口の中でふわっと広がるが、酸味によりすぐ引き締められキレのよさを感じる。仄かな苦味や清々しいミネラル感が、ドライで深みのある余韻を作り上げる。

自然を感じさせるフレッシュで活き活きとした一本です。


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テイスティングのコツや、香りや味覚の取り方、テイスティングのよくある誤解などを解説しようと思っていますので、ぜひご覧ください😌


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外観、味わいまで終えたので、最後は

「香り」

について解説していきます😌


ワインのテイスティングコメントは直喩で表現されることが一般的です。これは、様々な物質を引き合いに出しワインの香りを組み立てるという意味です。
現代のワインテイスティング文化を見ていると、どうやらこの香りの組み立てかたには暗黙のルールがあるようです。

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・ワインからはなぜ色んなものの香りが感じられるのか

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一次試験通った方、おめでとうございます🎉
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Villa Antinori Chianti Classico 2015  イタ Villa Antinori Chianti Classico 2015

イタリア、トスカーナ州のキャンティ・クラシコです。エノテカで購入🥰
アンティノリは14世紀から続くワイナリーであり、ティニャネロやソライアなどのワイン生み出し、サッシカイアと共にスーパータスカンの先駆者として知られています。
スーパータスカンで有名なアンティノリですが、彼らが拠点としているキャンティ・クラシコ地域からはもちろん上質なサンジョベーゼがとれます。

熟したカシスやブラックベリーの香りに、ナツメグやクローブのベーキングスパイス、ローズマリーやローリエのハーブ香、さらになめし革やローストビーフ、ドライトマトや黒オリーブなどの香りが複雑に折り重なる。

なめらかでスムーズな口当たり。しっかりした酸が口奥へ伸びてゆき果実感がそれの後を追うようにきれいに広がる。タンニンは堅牢で、全体的に力強さ、ポテンシャルを感じさせる。奥に残るしっかりとした苦味は全体を引き締め、ドライな余韻を作り上げる。

様々な味覚を楽しめる、ポテンシャルを感じる一本です。


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Paolo Scavino Langhe Nebbiolo 2017

イタリア、ピエモンテ州のネッビオーロです。ランゲは、バローロやバルバレスコなどの地域を内包する広いDOCです。バローロやバルバレスコなどは長期熟成タイプのワインが多いのに対し、コストパフォーマンスのよい若飲みタイプのネッビオーロの生産が盛んです。

ラズベリージャムや干しいちじくなどのドライな果実の香りに、錆鉄やローストビーフなどの渇いた香り、ターメリックなどのエキゾチックスパイス、そしてなめし革やきのこなどの香りが折り重なり複雑な印象。

パワフルで溌剌としたアタックから、ドライフルーツを思わせる果実感が爆発する。強かな酸味、収斂性のあるタンニンが全体をぎゅっと引き締めまとめあげ、芯のあるしっかりとしたストラクチャーを作り上げている。アルコール感、酸味、そしてタンニンが紡ぎ上げる長い余韻は印象的。

複雑でエレガントな一本です。


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これまではワインの味わいについて解説してきましたが、全項目一通り書き終わったので、次は

「ワインの外観」

について解説していきます😌


私たちはワインを常に「見て」います。ワインの外観はそのワインの健全さのみならず特性を分断に反映していますが、テイスティングの際に議論に上がることは少ないです。ワインの外観を正しく分析することは、ワインをテイスティングする上で欠かせません。

・外観はテイスティングにおいてどの程度重要なのか
・外観からワインの何がわかるのか
・外観はどのように表現すればよいのか

などを順々に解説していきます😌


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Patrice Rion Bourgogne Chardonnay 2017

ブルゴーニュのシャルドネです。エノテカで購入😌
パトリス・リオンは、ニュイ・サン・ジョルジュのなんと2000年に設立された新進気鋭のワイナリーです。
彼らの、クリアでフルーティーで複雑さを兼ね備えているワインは、つねに高い評価を受けており、設立から間もないながらもニュイ・サン・ジョルジュを代表する生産者のうちの一つです。

白桃や青いバナナ、パッションフルーツなどの果実のアロマに、ヨーグルトやバター、カスタードやマジパン、そして石灰やヨードなどの心地よいミネラル感が折り重なる、ニュアンスに富むリッチな香り。

溌剌としたアタックから豊かな果実感が口いっぱいに広がる。酸味はしっかりと存在感を示しながらも優しくまとまっており、厚くコクのあるリッチな果実感とうまく調和をとっている。仄かな塩味と苦味が全体を引き締め、複雑な余韻を形成している。

パフォーマンスがよすぎる一本です。


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Chateau Belle Bergere
Blaye Cotes de Bordeaux

ボルドーの赤ワインです。オールドビンテージ・ドットコムの頒布会のワインです🥰
ブライ・コート・ド・ボルドーは、ボルドーの北側の丘陵地帯のAOCです。ボルドーの中ではマイナーな産地ですが、長期熟成に耐えうるポテンシャルの高いワインが数多く生産されています。

ブルーベリーやカシスなどの果実の香りに、グローブやナツメグなどのベーキングスパイス、そして杉、腐葉土、インクなどの香りが折り重なる深淵な香り。時間とともに発展し、アイスコーヒーやティラミスのようニュアンスも楽しめる。

アルコールのボリューム感を感じるアタック。堅牢なタンニンに支えられ、熱さを伴いながら果実感が弾ける。高いアルコール感を力強いタンニンが支え全体のボリュームの調和をとっており、そのまま長い残暑の余韻を残す。

パワフルだが深みのある一本です。


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