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ワインと世界史 > 甘口ワインに口づけ
ワインと世界史

甘口ワインに口づけ

2020年11月8日 /

「全ての道はローマに通ず」

このような格言が生まれるように、西洋世界の情勢や文化の元をたどると必ず古代ローマ帝国にたどり着く。地中海を取り巻く大帝国を作り上げ、長期に渡り繁栄を誇ったローマ帝国は、現在のヨーロパ世界の原型を創り上げたと言っても過言ではない。それは、ワインを語る上でも同じである。

古代ローマ帝国の人々は、確かにワインを飲んでいた。神話では、ローマ建国の双子の立役者ロムルスとレムスは狼の乳を飲んで育ったとされているが、ローマが国力をつけ成人してゆくとともにローマの人々はワインの味を覚えていった。ローマがいかにしてヨーロッパ史上最大の帝国を築き上げたのか、そして今後の世界に影響を与えるローマ帝国のワインはどのように発展してきたのか。まずは帝国になる前のローマの成長の過程を見てゆこう。

Contents

  • 1 ローマの建国
  • 2 ワインと口づけ
  • 3 ローマの甘口ワイン

ローマの建国

紀元前1000年ころに、古代イタリア人がイタリアに南下しローマ付近に定住した。初期のローマは、ローマより北の地域で繁栄していたエトルリア人の支配を受けていたが、やがてエトルリア人を追放し、君主を持たない共和制の都市国家として成立した。初期のローマは、貴族(パトリキ)と平民(プレブス)で構成されており、身分の差が存在していた。最高官職であるコンスル(執政官)は貴族から選出され、コンスルの諮問機関として位置づけられる元老院は実質的なローマの支配権を握っていた。

しかし平民が重装歩兵部隊として重要な役割を果たすようになると、貴族との格差に不満が生じてくる。身分闘争の結果、紀元前5世紀前半に護民官と呼ばれるコンスルや元老院に対して拒否権を持つ平民の役職と、平民だけの民会である平民会が成立した。その後、貴族が独占していた慣習法を成文化した十二表法が公開され、紀元前367年にはコンスルのうち一人は平民から選出するように定めたリキニウス・セクスティウス法が制定された。紀元前287年にはホルテンシウス法が定められ、平民会の決議が元老院を通さずにローマの法となることが定められた。このようにして貴族と平民の社会的な身分の差はなくなっていった。

共和制ローマの発展は、幾度にも渡る対外戦争の結果であった。ローマはまず度重なる戦争でイタリアを統一し、第一次ポエニ戦争を経てシチリア島も属州に治めた。共和政ローマは次にフェニキア人が建設したカルタゴ(こちらも参照)と戦うことになるのだが(第二次ポエニ戦争)、カルタゴの名称ハンニバルによりローマは一時滅亡の危機に陥る。彼が指揮を執りローマ軍を殲滅させたカンナエの戦いでの戦術は、後のアレクサンダー大王やナポレオンも応用したという。しかし、ローマの名将スキピオなどの活躍によりハンニバルを退け、カルタゴやヒスパニア(現在のスペイン)を事実上支配した。西地中海を手中に収めたローマは、次にヘレニズム世界へ進出した。紀元前2世紀中頃にはマケドニアやギリシアの諸ポリスを支配し、地中海の覇者となっていった。

Cornelis Cort 『ザマの戦い』
当時の戦争では、像が使われていた

共和制ローマが西地中海全域という広大な領域を支配できた理由は、その統治方法にあった。戦争で征服した国や地域を壊滅させるのではなく、属州としてローマと同盟を結ばせ、一部の人々にローマの市民権を与えるなど諸都市に一定の権利を与えた。この宥和政策の結果、植民市の反乱を予防することができた。

度重なる対外戦争や征服により、ローマの社会は大きく変わることになった。属州からの安価な作物がローマに流れ込んだことによって、重装歩兵部隊の主力と成っていた中小農民が没落してしまったのである。資本のあるものは、中小農民が手放した土地を買い取り、属州からの奴隷を用いて大土地所有(ラティフンディア)を営んだ。市民の間の経済格差が広がり、共和制の土台がゆるぎ始めた。政治家も元老院の伝統的支配を守ろうとする閥族派と、無産市民や騎士の平民派に分裂した。農民の没落を危惧したグラックス兄弟は、公有地を不当に占領しているものから土地を没収し無産市民に分配しようとしたが、保守派の反対により兄は殺害され弟は自害してしまう。政治に暴力が持ち込まれたことにより、以降ローマは内乱の世紀に突入する。

ワインと口づけ

さて、この共和制時代にローマの人々はワインをどのように飲んでいたのだろうか。

当時女性はワインを飲むことは固く禁止されていた。妻がワインを飲んでいるところを夫が発見した場合、すぐさま離婚することができたり、もっとひどい場合には自由に殺したりしてもよかったとされている。しかし多くの夫がそのようなことをしたとは考えられていない。妻がワインを飲んだことによる離婚が最後に記録されているのは、紀元前194年のことである。妻が家のワインを飲んでいないか確かめるために、帰宅した夫が妻に口づけをしたことから、恋人同士でキスをする文化が始まったというロマンティックな説も提唱されている。

男女の差別はあったものの、ローマの人々はワインを飲んでいた。ローマが戦争して植民市を増やすとともに、植民市から大量のワインが流れ込んできた。また土地活用の変革が訪れると、貴族たちは儲かるワインをこぞって造り出した。度重なる勝利で裕福になったローマでは、贅沢品のワインの需要が拡大していった。

ローマの甘口ワイン

ローマの人々が好んで飲んでいたワインは、とりわけ甘口の白ワインであった。そもそも砂糖が普及するごく最近まで、甘いものと言ったら蜂蜜か甘口ワインのみであった。そのため、甘口白ワインは当時のローマの人々にとって最高の贅沢品であった。

中でもひときわ有名であったのは、ファレルヌムである。ファレルヌムとは、ラティウムとカンパニア(現在のラツィオ州とカンパーニア州)の県境にあるファレルヌス山の麓の畑から造られる甘口白ワインである。『博物誌』を記したプリニウスが「炎を近づけると火がつく唯一のワイン」と述べていることから、アルコール度数も非常に高かったと考えられる。中でも紀元前121年のファレルヌムワインは最高の当たり年であったらしく、そのヴィンテージのワインはその年のコンスルにちなんでオピミウスワインと呼ばれた。私たちがワインを選ぶ際にすこぶる気にかける畑名ワインであったり当たり年のワインという概念は、ローマの時代にすでに生まれていた。

ファレルヌムの畑が位置していたのは、現在のファレルノ・デル・マッシコ地区であると考えられている。ローマ帝国崩壊以降、ファレルヌムの畑は廃れてしまったのだが、フランチェスコ・パオロ・アヴァッローネにより復興を遂げ、現在でも優れたワインが生成されている。

ファレルノ・デル・マッシコ・ビアンコ 2018 ヴィラ・マチルデ 白
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ローマの人々は、あの手この手を使って甘口ワインを造った。ワインに蜂蜜を入れたり(ムルスムと呼ばれていた)、ブドウ果汁を煮沸させて濃縮させるなどの、現在ではあまりメジャーではない手法もとられていたが、今日世界各地で見られるような収穫したブドウを干して糖分を濃縮させる手法も採られていた。このようにして造られた甘口ワインはローマではパッスムと呼ばれ、このワインだけは女性が飲んでもよいとされていた。イタリアでは現在でも同様の方法でワインが作られており、パッシートという名で親しまれている。

パッシートは現在イタリア全土で造られている。シチリア島で1500年代からワイン醸造を行っており、近年世界的に高評価を受けているプラネタも高品質なパッシートを造っているのでぜひ試していただきたい。

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古代ローマ人は、ワインを甘口に仕上げるための果汁保存の手法も発明していた。収穫後のぶどうの一部をアンフォラに入れ冷たい水に沈めておき、ぶどうを発酵させずに保存する。この未発酵のぶどうの果汁(糖がアルコールに分解されていないので甘い)を辛口ワインに混ぜることにより、甘口ワインに仕上げたのである。この方法は現在でもドイツで行われており、ズース・レゼルヴェと呼ばれている。

また古代ローマ人は、ギリシアの文化を取り入れ(ギリシアの文化についてはこちら)、ワインに様々なものを混ぜて飲んでいた。ギリシアではワインに混ぜものをしないで飲むのが稀であったが、ローマ人もそれに習い、ワインに花や植物、香辛料、そして樹脂など香味成分を多量に混ぜて飲んでいた。今日ヴェルモットに代表されるようなフレーヴァード・ワインの原型とも言える飲み方が、すでに古代ローマから行われていたのである。

以上のように、ギリシアで花開いたワイン文化はローマに深く根付いた。しかし、この洗練されたワイン文化はまだ現在のワイン大国であるフランスまで到達していない。ローマのワイン文化をガリア地方(現在のフランス)へと伝達したのは、紛れもなくローマ内乱期に活躍したカエサルである。次回は、カエサルのガリア戦争とともに、ローマとガリア地方のワイン文化の融合を見てゆこう。

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自己紹介

Tomo
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 東京大学理学系研究科修士課程を卒業し、現在は経営コンサルティング会社に勤務。学生時代にワインの魅力に引き込まれ、在学中にJSAワインエキスパートを取得。現在はブラインドテイスティングを練習しています。

 教育業界で働いていた経験から、ワインと教育をつなげられたらよいなと思いブログをはじめました。最近は、ぶどうの栽培や醸造、そしてテイスティングの科学や、世界史とワイン史の関わりに興味があります。 More…

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Opus One 2016

ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト男爵とカリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィが作りあげた、カリフォルニアワインの最高傑作。

カレッタ汐留のAuthorityさんでテイスティングしてきました🥰
Twitterのフォロワーならなんとオーパスワンが一杯無料というイベント!!

熟したカシスやブラックベリーのふくよかな果実の香りに、杉やシナモン甘草などの香りが心地よく調和する。香りのファーストインプレッションは太く濃厚、そして嗅ぐたびに自分を包み込んでゆく。目をつぶると、白檀香るどこか厳かな和の空間にいるかのよう。

口に含むと泡沫のようにすぐに溶け込む。溶け込んだかと思えば果実の風味が勢いよく広がってゆく。酸も生き生きと主張し、タンニンはシルキーに果実の風味を包み込む。フィニッシュは、強かさを感じさせる余韻を細くそして強く引き伸ばしてゆく。

パワフルであり、エレガントであり、そして厳かさを感じる一本。


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本日25歳の誕生日を迎えました!

これからもワインの勉強や美味しいワインの発信がんばっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします😌
ブログの方も続けて参りますのでこちらも是非ご覧ください

写真は、本日訪れた都農ワインさんのキャンベルアーリーです
味はもちろんですが、なんといっても青空と自然の緑とキャンベルアーリーの真紅のコントラストが最高に映える🥰


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Chateau Favray Pouilly Fume 2018

フランス、ロワール、プイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランです。
Chateau Favrayは、リュット・レゾネと呼ばれる栽培方法を実践しているシャトーです。リュット・レゾネとは、環境に優しい合理的な栽培を目指す手法で、農薬を使う農法やビオディナミなどの理念主義の農法とも違う、科学に寄り添った新しいぶどう栽培の形態です。

青リンゴの瑞々しい果実の香りに、貝殻や濡れた石、岩塩などを感じさせる冷涼なミネラル感、ヴェルヴェーヌなどヒントが折り重なりる、フレッシュで活き活きした印象。

アタックは心地よく、口に含むときゅっと締め付ける凛とした酸を感じる。果実感は口の中でふわっと広がるが、酸味によりすぐ引き締められキレのよさを感じる。仄かな苦味や清々しいミネラル感が、ドライで深みのある余韻を作り上げる。

自然を感じさせるフレッシュで活き活きとした一本です。


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テイスティングのコツや、香りや味覚の取り方、テイスティングのよくある誤解などを解説しようと思っていますので、ぜひご覧ください😌


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ブログ更新しました🥰

外観、味わいまで終えたので、最後は

「香り」

について解説していきます😌


ワインのテイスティングコメントは直喩で表現されることが一般的です。これは、様々な物質を引き合いに出しワインの香りを組み立てるという意味です。
現代のワインテイスティング文化を見ていると、どうやらこの香りの組み立てかたには暗黙のルールがあるようです。

・ワインの香りはどのように表現したらよいのか
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・ワインからはなぜ色んなものの香りが感じられるのか

などを時間をかけて解説していきます😌

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一次試験通った方、おめでとうございます🎉
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Villa Antinori Chianti Classico 2015  イタ Villa Antinori Chianti Classico 2015

イタリア、トスカーナ州のキャンティ・クラシコです。エノテカで購入🥰
アンティノリは14世紀から続くワイナリーであり、ティニャネロやソライアなどのワイン生み出し、サッシカイアと共にスーパータスカンの先駆者として知られています。
スーパータスカンで有名なアンティノリですが、彼らが拠点としているキャンティ・クラシコ地域からはもちろん上質なサンジョベーゼがとれます。

熟したカシスやブラックベリーの香りに、ナツメグやクローブのベーキングスパイス、ローズマリーやローリエのハーブ香、さらになめし革やローストビーフ、ドライトマトや黒オリーブなどの香りが複雑に折り重なる。

なめらかでスムーズな口当たり。しっかりした酸が口奥へ伸びてゆき果実感がそれの後を追うようにきれいに広がる。タンニンは堅牢で、全体的に力強さ、ポテンシャルを感じさせる。奥に残るしっかりとした苦味は全体を引き締め、ドライな余韻を作り上げる。

様々な味覚を楽しめる、ポテンシャルを感じる一本です。


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Paolo Scavino Langhe Nebbiolo 2017

イタリア、ピエモンテ州のネッビオーロです。ランゲは、バローロやバルバレスコなどの地域を内包する広いDOCです。バローロやバルバレスコなどは長期熟成タイプのワインが多いのに対し、コストパフォーマンスのよい若飲みタイプのネッビオーロの生産が盛んです。

ラズベリージャムや干しいちじくなどのドライな果実の香りに、錆鉄やローストビーフなどの渇いた香り、ターメリックなどのエキゾチックスパイス、そしてなめし革やきのこなどの香りが折り重なり複雑な印象。

パワフルで溌剌としたアタックから、ドライフルーツを思わせる果実感が爆発する。強かな酸味、収斂性のあるタンニンが全体をぎゅっと引き締めまとめあげ、芯のあるしっかりとしたストラクチャーを作り上げている。アルコール感、酸味、そしてタンニンが紡ぎ上げる長い余韻は印象的。

複雑でエレガントな一本です。


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これまではワインの味わいについて解説してきましたが、全項目一通り書き終わったので、次は

「ワインの外観」

について解説していきます😌


私たちはワインを常に「見て」います。ワインの外観はそのワインの健全さのみならず特性を分断に反映していますが、テイスティングの際に議論に上がることは少ないです。ワインの外観を正しく分析することは、ワインをテイスティングする上で欠かせません。

・外観はテイスティングにおいてどの程度重要なのか
・外観からワインの何がわかるのか
・外観はどのように表現すればよいのか

などを順々に解説していきます😌


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一次試験もぼちぼち始まりましたね。今年受験する皆さんがんばってください!応援しています!

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Patrice Rion Bourgogne Chardonnay 2017

ブルゴーニュのシャルドネです。エノテカで購入😌
パトリス・リオンは、ニュイ・サン・ジョルジュのなんと2000年に設立された新進気鋭のワイナリーです。
彼らの、クリアでフルーティーで複雑さを兼ね備えているワインは、つねに高い評価を受けており、設立から間もないながらもニュイ・サン・ジョルジュを代表する生産者のうちの一つです。

白桃や青いバナナ、パッションフルーツなどの果実のアロマに、ヨーグルトやバター、カスタードやマジパン、そして石灰やヨードなどの心地よいミネラル感が折り重なる、ニュアンスに富むリッチな香り。

溌剌としたアタックから豊かな果実感が口いっぱいに広がる。酸味はしっかりと存在感を示しながらも優しくまとまっており、厚くコクのあるリッチな果実感とうまく調和をとっている。仄かな塩味と苦味が全体を引き締め、複雑な余韻を形成している。

パフォーマンスがよすぎる一本です。


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Chateau Belle Bergere
Blaye Cotes de Bordeaux

ボルドーの赤ワインです。オールドビンテージ・ドットコムの頒布会のワインです🥰
ブライ・コート・ド・ボルドーは、ボルドーの北側の丘陵地帯のAOCです。ボルドーの中ではマイナーな産地ですが、長期熟成に耐えうるポテンシャルの高いワインが数多く生産されています。

ブルーベリーやカシスなどの果実の香りに、グローブやナツメグなどのベーキングスパイス、そして杉、腐葉土、インクなどの香りが折り重なる深淵な香り。時間とともに発展し、アイスコーヒーやティラミスのようニュアンスも楽しめる。

アルコールのボリューム感を感じるアタック。堅牢なタンニンに支えられ、熱さを伴いながら果実感が弾ける。高いアルコール感を力強いタンニンが支え全体のボリュームの調和をとっており、そのまま長い残暑の余韻を残す。

パワフルだが深みのある一本です。


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