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ワインと世界史 > 地を這うぶどう、ぶどう酒色の海
ワインと世界史

地を這うぶどう、ぶどう酒色の海

2020年10月26日 /

「地中海の人々がオリーブとぶどうを栽培するようになったとき、彼らの文明が始まった」

ギリシアの歴史家トゥキディデスが自著にこう記したように、ギリシアの文明はぶどうと共に発展していったといっても過言ではない。古代ギリシアは優れた芸術や文化を生み出し、人類の模範とも呼べる領域にまで到達した。人類の理想とも呼べる文化はどのようにして成立したのか、そのギリシアの文化にワインはどのように関わっているのか。それらの疑問の答えを探求するために、まずはギリシア初期のエーゲ文明の様子から見てゆこう。

Contents

  • 1 クレタ文明
  • 2 ミケーネ文明
  • 3 オリーブとぶどう
  • 4 オデュッセイア

クレタ文明

紀元前20世紀頃、オリエントからの影響もありギリシアのクレタ島で初めての青銅器文明であるクレタ文明が誕生した(ミノア文明と呼ばれたりもする)。彼らは地中海交易で発展し、壮大で複雑な構造を持つ宮殿をいくつも建築した。代表的なものはクノッソスである。このクノッソス宮殿は神話の舞台としても有名である。クレタのミノス王の妻の子である牛頭人ミノタウロスが閉じ込められた迷宮(ラビリンス)は、このクノッソス宮殿がモデルであると考えられている。

クノッソス宮殿(photo by Loic Pinseel)

彼らの建築した宮殿に共通する興味深い特徴は、どの宮殿も外敵から身を守るための城壁がなかったということである。もし頻繁に外敵の侵入があったならば、きっと堅牢な城壁を造っただろう。このことから、クレタ島の人々は外敵への警戒心が薄かったと考えられている。宮殿の壁画や土器などには人物や海の生き物などが活き活きと描かれており、海洋民族らしい奔放で平和な文明であったことが伺える。

ミケーネ文明

ギリシア本土では、紀元前20世紀頃に北方から移動してきたギリシア人が、クレタ文明やオリエントの影響を受け、紀元前16世紀頃にはギリシア本土でミケーネ文明を興した。彼らもクレタ文明と同様に地中海交易で繁栄したが、彼らは好戦的であり、紀元前15世紀にはクレタ島に侵入し支配するようになった。トロイの木馬で有名なトロイア戦争の神話も、彼らが小アジア(現在のトルコ)に位置するトロイアと戦った事実に基づいていると考えられている。ミケーネ文明は各地で小王国が誕生しており、その王は専制権力を行使し農民から農産物などを貢納として取り立て王宮の奴隷を養っていた(貢納王政)。クレタ文明とは異なり、強力な王政が確立されていたことがわかる。

ギリシア本土で繁栄したミケーネ文明であったが、紀元前12世紀頃になると突然各都市が破壊され文明としての終焉を迎えた。この突然の破壊の原因は様々な説が提唱されているが、同じ頃に地中海一体を襲った海の民(こちらも参照)がギリシア本土にも襲来したからという説が根強い。この破壊により、ギリシアは暗黒時代という約400年にも及ぶ混乱した時代に突入した。

オリーブとぶどう

古代ギリシア人は、海上交易を通してオリエント世界の技術や文明を取り入れ発展していった。彼らの交易品は、もっぱらオリーブ油とワインであった。

そもそもギリシアを始めとする地中海世界は、石灰岩質の痩せた土壌が広がっており、穀物の栽培にあまり適していなかった。しかし、オリーブやぶどうは痩せた土地でも栽培できる。古代ギリシア人は早い段階からオリーブとぶどうの栽培に精を出した。それにより食料の供給量が増大し、人口の増加につながった。彼らは収穫したオリーブやぶどうからオリーブ油やワインを造り、積極的に輸出した。彼らのオリーブ油やワインは徐々に洗練されてゆき、それが交易をさらに活発化させてゆく。

古代ギリシア人は文明が成立する前からぶどうを栽培し、ワインを醸造していた。クレタ島では紀元前20世紀頃のワイン醸造所と考えられる跡が発見されている。

彼らのぶどう栽培はどのようなものであっただろうか。ギリシアの島々や沿岸部は、風がとても強いことで知られている。ぶどうが風に煽られてしまうため、古代エジプトのようにぶどうをアーチ状にぶどうを仕立てることは困難だっただろう。強い風を避けるため、古代ギリシアではぶどうは石灰質土壌の上を這うように仕立てられていたと考えられている。我々が普段想像するぶどう畑と全く異なる景色が、古代ギリシアでは広がっていた。

この仕立て方法は、古代から幾ばくかは異なる形に変化したであろうが、現在でも風の強いギリシアの島々に受け継がれている。代表的なのは、サントリーニ島のクルーラ仕立てである。風の強いサントリーニ島では、ぶどうの枝を低く螺旋状に巻いていくことによって、ぶどうの房が風に煽られないような構造にしている。サントリーニ島はクルーラ仕立てで栽培したアシルティコが有名である。

クルーラ仕立てのぶどう
(photo by seligmanwaite)
サントリーニ アシルティコ [2019] ドメーヌ・シガラス 750ml
クルーラ仕立てで栽培したサントリーニ島のアシルティコ
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オデュッセイア

エーゲ文明の時代を舞台にした文学作品の一つとして挙げられるのが、古代ギリシアの詩人ホメロスが著した『オデュッセイア』である。オデュッセイアは、エーゲ海のイタキ島の王であるオデュッセウスのトロイア戦争に勝利した後の10年にも渡る漂泊の物語である。古代ギリシア最古とも呼ばれるこの物語は、当初は全くの神話であると考えられていたのだが、シュリーマンのトロイア遺跡発見によりある程度の歴史的事実も記載されていることがわかっている。

オデュッセイアは長い話であるため全体のあらすじの解説はしないが、物語を通して頻繁にワインに関する描写が現れる。特に印象的なのは「ぶどう酒色の海」という表現である。この表現がどのような海の印象を表すのかは不明であるが、確かなことは、物語中で何度もこの表現が使われるくらい古代ギリシアの人々にとってワインが親しみのある飲み物であったということである。

オデュッセイアの中に、当時のワインに関する興味深い挿話がある。オデュッセウスは船出する際に、トラキアで太陽神アポロンの神官であったマローンから授かった非常に強い赤ワインを持って行った。水で20倍に薄めて飲むべきとされたこの蜜のように強く甘い赤ワインは、オデュッセウスの秘密の武器であった。やがてオデュッセウスの一行はシチリア島で巨人に囚われてしまったのだが、彼は巨人にその強いワインを勧め、巨人が酔いつぶれてるうちに眼をえぐり対峙した。いつの世でも深酒は身を滅ぼす。

ここまでは神話の話であるが、古代ギリシアの島々では実際に甘口ワインが多く作られていた。ギリシアのレスボス島で作られる甘口ワインは、ギリシアやオリエント中の人々を魅了したし、キプロス島の甘口ワインは後のローマの時代になっても高い評価を得ている。当時のギリシアの島々では、完熟したぶどうを筵の上に広げ天日干しにし、糖分を濃縮させることによって甘口のワイン造っていたと考えられている。

現在でもギリシャの島々では同様の方法で上質な甘口ワインが造られている。ギリシャの島々の甘口ワインは、観光客にとても人気である。キプロス島のコマンダリアは、古代から続く醸造方法で造られる極甘口ワインである。3000年以上前から人々を魅了していた味を是非味わってみて欲しい。

コマンダリア セントジョン【キプロス産・デザートワイン・甘口・750ml】
クレオパトラも愛したという、紀元前から愛されてきたキプロス島の極甘口ワイン
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以上のように、古代ギリシアはワインとともに発展したと言っても過言ではない。ギリシアはこの後、民主政などの改革などで地中海世界をリードしていくことになるのだが、その根幹はワイン貿易による生活の安定化であった。ワインを愛した古代ギリシアの人々は、優れた学問や芸術とともに優れたワイン文化を生み出してゆくのだが、この話は次回に持ち越そう。

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自己紹介

Tomo
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 東京大学理学系研究科修士課程を卒業し、現在は経営コンサルティング会社に勤務。学生時代にワインの魅力に引き込まれ、在学中にJSAワインエキスパートを取得。現在はブラインドテイスティングを練習しています。

 教育業界で働いていた経験から、ワインと教育をつなげられたらよいなと思いブログをはじめました。最近は、ぶどうの栽培や醸造、そしてテイスティングの科学や、世界史とワイン史の関わりに興味があります。 More…

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Opus One 2016

ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト男爵とカリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィが作りあげた、カリフォルニアワインの最高傑作。

カレッタ汐留のAuthorityさんでテイスティングしてきました🥰
Twitterのフォロワーならなんとオーパスワンが一杯無料というイベント!!

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口に含むと泡沫のようにすぐに溶け込む。溶け込んだかと思えば果実の風味が勢いよく広がってゆく。酸も生き生きと主張し、タンニンはシルキーに果実の風味を包み込む。フィニッシュは、強かさを感じさせる余韻を細くそして強く引き伸ばしてゆく。

パワフルであり、エレガントであり、そして厳かさを感じる一本。


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本日25歳の誕生日を迎えました!

これからもワインの勉強や美味しいワインの発信がんばっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします😌
ブログの方も続けて参りますのでこちらも是非ご覧ください

写真は、本日訪れた都農ワインさんのキャンベルアーリーです
味はもちろんですが、なんといっても青空と自然の緑とキャンベルアーリーの真紅のコントラストが最高に映える🥰


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フランス、ロワール、プイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランです。
Chateau Favrayは、リュット・レゾネと呼ばれる栽培方法を実践しているシャトーです。リュット・レゾネとは、環境に優しい合理的な栽培を目指す手法で、農薬を使う農法やビオディナミなどの理念主義の農法とも違う、科学に寄り添った新しいぶどう栽培の形態です。

青リンゴの瑞々しい果実の香りに、貝殻や濡れた石、岩塩などを感じさせる冷涼なミネラル感、ヴェルヴェーヌなどヒントが折り重なりる、フレッシュで活き活きした印象。

アタックは心地よく、口に含むときゅっと締め付ける凛とした酸を感じる。果実感は口の中でふわっと広がるが、酸味によりすぐ引き締められキレのよさを感じる。仄かな苦味や清々しいミネラル感が、ドライで深みのある余韻を作り上げる。

自然を感じさせるフレッシュで活き活きとした一本です。


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外観、味わいまで終えたので、最後は

「香り」

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Villa Antinori Chianti Classico 2015  イタ Villa Antinori Chianti Classico 2015

イタリア、トスカーナ州のキャンティ・クラシコです。エノテカで購入🥰
アンティノリは14世紀から続くワイナリーであり、ティニャネロやソライアなどのワイン生み出し、サッシカイアと共にスーパータスカンの先駆者として知られています。
スーパータスカンで有名なアンティノリですが、彼らが拠点としているキャンティ・クラシコ地域からはもちろん上質なサンジョベーゼがとれます。

熟したカシスやブラックベリーの香りに、ナツメグやクローブのベーキングスパイス、ローズマリーやローリエのハーブ香、さらになめし革やローストビーフ、ドライトマトや黒オリーブなどの香りが複雑に折り重なる。

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これまではワインの味わいについて解説してきましたが、全項目一通り書き終わったので、次は

「ワインの外観」

について解説していきます😌


私たちはワインを常に「見て」います。ワインの外観はそのワインの健全さのみならず特性を分断に反映していますが、テイスティングの際に議論に上がることは少ないです。ワインの外観を正しく分析することは、ワインをテイスティングする上で欠かせません。

・外観はテイスティングにおいてどの程度重要なのか
・外観からワインの何がわかるのか
・外観はどのように表現すればよいのか

などを順々に解説していきます😌


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Patrice Rion Bourgogne Chardonnay 2017

ブルゴーニュのシャルドネです。エノテカで購入😌
パトリス・リオンは、ニュイ・サン・ジョルジュのなんと2000年に設立された新進気鋭のワイナリーです。
彼らの、クリアでフルーティーで複雑さを兼ね備えているワインは、つねに高い評価を受けており、設立から間もないながらもニュイ・サン・ジョルジュを代表する生産者のうちの一つです。

白桃や青いバナナ、パッションフルーツなどの果実のアロマに、ヨーグルトやバター、カスタードやマジパン、そして石灰やヨードなどの心地よいミネラル感が折り重なる、ニュアンスに富むリッチな香り。

溌剌としたアタックから豊かな果実感が口いっぱいに広がる。酸味はしっかりと存在感を示しながらも優しくまとまっており、厚くコクのあるリッチな果実感とうまく調和をとっている。仄かな塩味と苦味が全体を引き締め、複雑な余韻を形成している。

パフォーマンスがよすぎる一本です。


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Blaye Cotes de Bordeaux

ボルドーの赤ワインです。オールドビンテージ・ドットコムの頒布会のワインです🥰
ブライ・コート・ド・ボルドーは、ボルドーの北側の丘陵地帯のAOCです。ボルドーの中ではマイナーな産地ですが、長期熟成に耐えうるポテンシャルの高いワインが数多く生産されています。

ブルーベリーやカシスなどの果実の香りに、グローブやナツメグなどのベーキングスパイス、そして杉、腐葉土、インクなどの香りが折り重なる深淵な香り。時間とともに発展し、アイスコーヒーやティラミスのようニュアンスも楽しめる。

アルコールのボリューム感を感じるアタック。堅牢なタンニンに支えられ、熱さを伴いながら果実感が弾ける。高いアルコール感を力強いタンニンが支え全体のボリュームの調和をとっており、そのまま長い残暑の余韻を残す。

パワフルだが深みのある一本です。


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