スペイン – リオハ・アンダルシア | ソムリエ試験教本まとめ
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※本記事は、ソムリエ教本(2024年版)の内容をもとに AI を用いて整理・作成したものです。誤りにお気づきの場合はお問い合わせフォームからお知らせください。
この記事の要点
- リオハは1991年にスペインで最初のD.O.Ca.(特選原産地呼称)になった産地。リオハ・アルタ/リオハ・アラベサ/リオハ・オリエンタル(旧リオハ・バハ)の3ゾーンに分かれ、生産量の約88%が赤。
- 2017年の規則改定(2018年にEUが承認)で、ゾーン名や市町村名を表示できるようになった。熟成表示(クリアンサ・レセルバ・グラン・レセルバ)の期間は数字で覚える。
- アンダルシアはシェリーの産地。白い石灰質土壌アルバリサ、パロミノ、産膜酵母フロール、クリアデラとソレラの4語と、フィノ・マンサニーリャ・アモンティリャード・オロロソ・パロ・コルタドの違いを整理する。
リオハの基本
首都マドリードから北北東へ約250km、ラ・リオハ州、バスク州のアラバ県、ナバーラ州の3州にまたがる産地です。名前は、エブロ川の支流のオハ川(Río Oja)が縮まったものといわれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格付け | 1991年4月、スペイン初のD.O.Ca.(2つ目は2009年のプリオラート) |
| 生産量 | 約269万hL。約88%が赤 |
| ゾーン | リオハ・アルタ/リオハ・アラベサ/リオハ・オリエンタル(リオハ・バハから改名) |
| 気候 | 西側は大西洋の影響を受け、東のリオハ・オリエンタルは地中海性で暖かく乾燥(年間降水量約370mm)。ガルナッチャが多く、アルコール度の高い赤やロゼが造られる |
| 黒ブドウ | テンプラニーリョ、ガルナッチャ、グラシアーノ、マスエロ、マトゥラーナ・ティンタ |
| 白ブドウ | ビウラ(マカベオ)、マルバシア・リオハナ、ガルナッチャ・ブランカ、テンプラニーリョ・ブランコ、マトゥラーナ・ブランカ、トゥルンテスなど |
ローマ時代以前からワインが造られ、イスラム支配で一時停滞したあと、レコンキスタ期に建てられた修道院がブドウ畑を復興させました。
リオハの2017年の規則改定
畑や区画までの産地をはっきり示すことを目的に、D.O.Ca.の名前に加えて次の表示が認められました。
- Vinos de Zona:3つのゾーン名を表示するワイン
- Vinos de Municipio:市町村名を表示するワイン(リオハには144の市町村がある。ブルゴーニュの村名ワインに近い考え方)
- Viñedo Singular:条件を満たした単一畑のワイン
リオハのクリアンサ(赤)は、収穫年の10月1日から数えて2年以上の熟成が必要で、そのうち1年は225Lのオーク樽で熟成します。
スペインの熟成表示(一般規定)
| 表示 | 赤 | 白・ロゼ |
|---|---|---|
| クリアンサ | 合計24か月(樽6か月以上) | 合計18か月(樽6か月以上) |
| レセルバ | 合計36か月(樽12か月以上) | 合計24か月(樽6か月以上) |
| グラン・レセルバ | 合計60か月(樽18か月以上) | 合計48か月(樽6か月以上) |
樽は容量330L以下のもので、アメリカ産やフランス産のオークが使われます。
アンダルシアの基本
スペイン南部の州で、州都はセビーリャです。711年から700年以上イスラム王朝の支配を受け、1492年のグラナダ陥落でスペイン王国に統一されました。ワイン産業はヘレスの町を中心に発展し、シェリーの長い歴史があります。
- 気候:晴天の多い地中海性が中心。内陸は寒暖差が大きく、大西洋沿岸は海洋性の影響を受ける
- アルバリサ:炭酸カルシウムを25%以上含む真っ白な土壌。多孔質で、冬の雨をためて乾季のブドウに水を与える
- バロ/アレナ:バロは有機物が多く色の濃い土壌、アレナは石灰分20%以下で砂の多い海岸部の土壌
- 品種:パロミノ(パロミノ・フィノ)、ペドロ・ヒメネス、モスカテルが中心
シェリーのタイプ
シェリーの産地では、アルコール発酵のあとも生き続ける酵母がワインの表面に膜(フロール)を作ります。フロールの下で熟成させるか、酸化させるかでタイプが分かれます。熟成は、古いワインの樽を下段、若いワインの樽を上段に積み、下から少しずつ抜いて上から補うクリアデラとソレラのシステムで行います。
| タイプ | 熟成 | アルコール度 |
|---|---|---|
| フィノ | フロールの下(生物学的熟成)。淡い色で、ナッツや青リンゴの香りの辛口 | 15〜17% |
| マンサニーリャ | サンルーカル・デ・バラメダで熟成させるフィノタイプ。カモミールのような香りと塩味。独自の原産地呼称をもつ | 15〜17% |
| アモンティリャード | フロールの下で熟成したあと、フロールが消えて酸化熟成 | 16〜22% |
| オロロソ | 最初から酸化熟成。濃い色でフルボディ、やや甘く感じるが辛口 | 17〜22% |
| パロ・コルタド | ごく短期間だけフロールの下にあり、その後は酸化熟成。アモンティリャードの香りとオロロソの風味 | 17〜22% |
- 辛口のシェリー(Vino Generoso)の残糖は4g/L未満(以前の5g/Lから変更)
- 清澄も冷却処理もしていないものはen ramaと表示できる
- 認定された伝統的な区画(pago)のブドウを85%以上使えば、パゴ名を表示できる
アンダルシアのそのほかの産地
- モンティーリャ・モリーレス:内陸の産地。土壌はシェリーと同じアルバリサで、寒暖差が大きい。ペドロ・ヒメネスが主体
- マラガ/シエラス・デ・マラガ:マラガは甘口で知られる。地区内の辛口スティルワインは2001年からシエラス・デ・マラガとして認められた
- コンダド・デ・ウエルバ:ヘレスの西、ポルトガル寄りの産地
試験前のチェックリスト
- D.O.Ca.はリオハ(1991年)とプリオラート(2009年)
- リオハの3ゾーンと、リオハ・オリエンタルの旧名(リオハ・バハ)
- 熟成表示の月数(赤:24・36・60か月、白・ロゼ:18・24・48か月)
- シェリーの5タイプの熟成の違いとアルコール度、マンサニーリャはサンルーカル・デ・バラメダ
- アルバリサ(炭酸カルシウム25%以上)とen ramaの意味
記憶が新鮮なうちに、練習問題を解きましょう。覚えてアウトプットをしての繰り返しで記憶は定着してゆきます。