シャンパーニュ | ソムリエ試験教本まとめ
※本サイトには記事内にプロモーションが含まれています。
※本記事は、ソムリエ教本(2024年版)の内容をもとに AI を用いて整理・作成したものです。誤りにお気づきの場合はお問い合わせフォームからお知らせください。
この記事の要点
- A.O.C.シャンパーニュの畑は約3.4万haで、5県(マルヌ・オーブ・エーヌ・セーヌ・エ・マルヌ・オート・マルヌ)にまたがり、約7割がマルヌ県。境界線は1908年に引かれ、オーブ県を含めて1927年に確定。
- 主要3品種の栽培比率はピノ・ノワール39%・ムニエ33%・シャルドネ28%。グラン・クリュは評価100%の17村、プルミエ・クリュは90〜99%の42村。
- 熟成はノンヴィンテージ15か月以上(うち澱とともに12か月以上)、ヴィンテージ36か月以上。甘辛度の表示と残糖量は数字で覚える。
シャンパーニュの基本データ
パリから東へ約140kmの、フランスで最も北にある産地の一つです。年平均気温は約11度、日照は年約1,680時間と少なく、大陸性と海洋性の気候が混じります。マルヌ県の畑の多くは、円石藻の化石からなる白亜質(チョーク)の土壌で、水をよく蓄えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| A.O.C.の畑 | 約3.4万ha。マルヌ県が約7割、オーブ県が約2割 |
| 対象の市町村 | マルヌ県212、オーブ県63、エーヌ県39、セーヌ・エ・マルヌ県3、オート・マルヌ県2 |
| 生産者 | 栽培農家約15,000軒(1軒あたり平均2.5ha未満)が、約400のメゾンなどにブドウを供給 |
| 出荷(2020年) | 約2億4,405万本(前年の約2億9,734万本から減少)。日本は英国・米国に次ぐ第3位の輸入国 |
歴史の年号
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1663年 | 英国の詩人サミュエル・バトラーが「ヒューディブラス」で泡立つシャンパーニュに触れる |
| 1728年 | ルイ15世が、ガラス瓶に詰めたワインの流通を許可(それまでは樽だけ) |
| 1729年 | ランスでルイナールが創業。これが最初のメゾンで、ここから商業化が進む |
| 1908年 | 最初の境界線。南部のオーブ県が含まれず、大きな争いに |
| 1927年 | オーブ県(コート・デ・バール)を含めて境界線が確定 |
| 1991年 | ランスのノートル・ダム大聖堂、トー宮殿、サン・レミ教会が世界遺産に |
| 2015年 | 「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」が世界遺産に |
| 2022年 | 気候変動への適応品種としてヴォルティスが認められる |
品種と4つの栽培地区
| 品種 | 比率 | 主な産地と役割 |
|---|---|---|
| ピノ・ノワール(黒) | 39% | モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・バール。骨格とコク |
| ムニエ(黒) | 33% | ヴァレ・ド・ラ・マルヌ。霜に強い。果実味としなやかさ |
| シャルドネ(白) | 28% | コート・デ・ブラン、コート・ド・セザンヌ。繊細さと長期熟成 |
このほかにアルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ(フロマントー)も認められていますが、合計しても1%未満です。
- モンターニュ・ド・ランス:ランスとエペルネの間の森に覆われた丘。ピノ・ノワールが中心
- ヴァレ・ド・ラ・マルヌ:マルヌ川の両岸。谷で霜の害が出やすいため、霜に強いムニエが中心
- コート・デ・ブラン:エペルネの南の東〜南東向きの斜面。「白の丘」の名のとおりほぼシャルドネ
- コート・デ・バール:南部オーブ県。キンメリジャンの泥灰岩土壌で、ピノ・ノワールの供給地。1927年に正式にシャンパーニュ地方の一部に
A.O.C.と村の格付け
- シャンパーニュ(発泡白・発泡ロゼ):瓶内二次発酵で造る
- コトー・シャンプノワ(赤・ロゼ・白):域内の非発泡性ワイン。機械収穫は不可
- ロゼ・デ・リセイ(ロゼ):オーブ県のレ・リセイ村。ピノ・ノワールだけ
村ごとにブドウの価格の基準となる評価(エシェル・デ・クリュ)があり、評価100%の17村をグラン・クリュ、90〜99%の42村をプルミエ・クリュと呼びます。両方の村のブドウをブレンドしたときは、下位のプルミエ・クリュの表示になります。
熟成期間と甘辛度
| タイプ | 熟成の規定 |
|---|---|
| ノンヴィンテージ | 瓶詰めから15か月以上(そのうち澱とともに12か月以上)。複数年のワイン(リザーヴワイン)をブレンド |
| ヴィンテージ(ミレジメ) | 単一年のワイン。瓶詰めから36か月以上 |
| 表示 | 残糖量(g/L) |
|---|---|
| ドゥー | 50以上 |
| ドゥミ・セック | 32〜50 |
| セック | 17〜32 |
| エクストラ・ドライ | 12〜17 |
| ブリュット | 12未満 |
| エクストラ・ブリュット | 0〜6 |
| ブリュット・ナチュール(パ・ドゼ、ドザージュ・ゼロ) | 3以下で、糖分を加えていないもの |
生産者の業態の略号
| 略号 | 意味 |
|---|---|
| N.M.(ネゴシアン・マニピュラン) | ブドウを買い入れて醸造・販売する(大手メゾンの多く) |
| R.M.(レコルタン・マニピュラン) | 自社畑のブドウだけで醸造・販売する栽培農家 |
| C.M.(コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン) | 組合員のブドウで醸造から販売まで行う協同組合 |
| R.C.(レコルタン・コーペラトゥール) | 協同組合に醸造を委託し、自社銘柄で販売する栽培農家 |
| S.R.(ソシエテ・ド・レコルタン) | 一族の畑のブドウで醸造・販売する栽培農家の会社 |
| N.D.(ネゴシアン・ディストリビュトゥール) | 瓶詰めされたものを買い、自社銘柄で販売する |
試験前のチェックリスト
- 5県とマルヌ県の割合(約7割)、1908年と1927年の境界線
- 品種の比率(ピノ・ノワール39・ムニエ33・シャルドネ28)と4つの地区の担当品種
- グラン・クリュ17村・プルミエ・クリュ42村
- 熟成:ノンヴィンテージ15か月(澱と12か月)、ヴィンテージ36か月
- 甘辛度の数字と、生産者の略号(N.M.・R.M.・C.M.・R.C.)
記憶が新鮮なうちに、練習問題を解きましょう。覚えてアウトプットをしての繰り返しで記憶は定着してゆきます。