教本まとめ

プロヴァンス・コルス | ソムリエ試験教本まとめ

※本サイトには記事内にプロモーションが含まれています。

※本記事は、ソムリエ教本(2024年版)の内容をもとに AI を用いて整理・作成したものです。誤りにお気づきの場合はお問い合わせフォームからお知らせください。

この記事の要点

  • プロヴァンスは生産量の約9割(89%)がロゼという一大ロゼ産地。最大のA.O.C.はコート・ド・プロヴァンス(1977年にV.D.Q.S.から昇格)。
  • 最初期のA.O.C.はカシス(1936年)、続いてバンドール・ベレ(1941年)、パレット(1948年)。年号と「白のカシス」「ムールヴェードルのバンドール」をセットで覚える。
  • コルシカはパトリモニオ(1968年、ニエルッチョ)とアジャクシオ(シャカレッロ40%以上)が二本柱。島全体はヴァン・ド・コルスと5つの地理的名称でカバーされる。

プロヴァンスの基本データ

マルセイユやニース、カンヌなどのリゾート地を抱える地中海沿岸の産地です。観光地で飲まれるロゼの需要に支えられ、ロゼの比率が突出して高いのが最大の特徴です。

項目内容
主な県ブーシュ・デュ・ローヌ、ヴァール、アルプ・マリティーム、アルプ・ド・オート・プロヴァンス
ワイン生産量約199万hL(うちA.O.C.約132万hL)
色の内訳(A.O.C.)ロゼ89%・赤6.5%・白4.5%
ブドウ栽培面積約3.97万ha(うちA.O.C.約2.96万ha)
気候地中海性。夏は暑く乾燥し、雨は晩秋から冬。冷たい北風ミストラルが暑さを和らげ、カビ病が少ない

ブドウを持ち込んだのは、紀元前600年ごろにマルセイユを植民地にした古代ギリシャのフォカイア人とされます。プロヴァンスの名は、古代ローマの属州(プロヴィンキア)に由来します。

コート・ド・プロヴァンスと地理的名称

コート・ド・プロヴァンスは約2万ha・年産約92万hLの、地方最大のA.O.C.です。地方全域ではなく、ヴァール県68か村、ブーシュ・デュ・ローヌ県15か村、アルプ・マリティーム県1か村が対象です。2021年には温暖化対策として、アギオルギティコやクシノマヴロなどの品種が条件付きで認められました。

コート・ド・プロヴァンスには、村名を添えられる地理的名称が5つあります。認定年と色の組み合わせがよく問われます。

地理的名称(認定年・色)覚えるポイント
サント・ヴィクトワール(2005年・赤・ロゼ)セザンヌが描いた山のふもと。9か村。海の影響が小さく、やや大陸性
フレジュス(2005年・赤・ロゼ)コート・ド・プロヴァンスの最東端。ヴァール県8か村
ラ・ロンド(2008年・赤・ロゼ・白)モール山塊の南西で海に面する。白はヴェルメンティーノ50%以上
ピエールフ(2013年・赤・ロゼ)ヴァール県中央の石灰台地とモール山塊の間
ノートル・ダム・デ・ザンジュ(2019年・赤・ロゼ)ヴァール県の中心部10か村。いちばん新しい

そのほかの主なA.O.C.

A.O.C.(色)覚えるポイント
カシス(赤・ロゼ・白)1936年、ソーテルヌ、シャトーヌフ・デュ・パプと並ぶ最初のA.O.C.。マルセイユの東、カシスの町だけ。白の比率が高い
バンドール(赤・ロゼ・白)1941年。ヴァール県8か村、約1,480ha。赤はムールヴェードル主体で長期熟成型。ただし生産量の約73%はロゼ
ベレ(赤・ロゼ・白)1941年。ニースの裏山にある、アルプ・マリティーム県で唯一のA.O.C.。赤・ロゼはブラケとフォル・ノワール(フエラ・ネラ)、白はヴェルメンティーノが主体
パレット(赤・ロゼ・白)1948年。エクス・アン・プロヴァンスの南東、約51ha・生産者4軒。シャトー・シモーヌのルージェ家の尽力で認定。畑は北向き斜面
コトー・デクス・アン・プロヴァンス(赤・ロゼ・白)1985年。ブーシュ・デュ・ローヌ県47市町村とヴァール県2か村、約4,000ha。ミストラルの影響が強い
レ・ボー・ド・プロヴァンス(赤・ロゼ・白)地方の最西端、アルピーユ山脈のふもと。赤48%・ロゼ45%・白7%。有機栽培に取り組む生産者が多い
コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス(赤・ロゼ・白)ヴァール県の中央部。白はヴェルメンティーノが主体
ピエールヴェール(赤・ロゼ・白)1998年にV.D.Q.S.から昇格し、2010年に現在の名称に。アルプ・ド・オート・プロヴァンス県の南西端

I.G.P.には、地方全体をカバーするメディテラネや、県名のI.G.P.(ヴァール、ブーシュ・デュ・ローヌなど)、アルピーユ、モール、モン・コームなどがあります。

コルシカ島

シチリア、サルデーニャ、キプロスに次ぐ地中海で4番目に大きい島で、ナポレオンの生誕地です。1768年に事実上フランス領となりましたが、ピサやジェノヴァの支配が長かったため、品種や言葉にイタリアの影響が残ります。

  • ニエルッチョ:赤の主力品種。トスカーナのサンジョヴェーゼと同じ品種とされる
  • シャカレッロ:島の西側(アジャクシオ)を代表する黒ブドウ
  • ヴェルメンティーノ:白の主力品種

主なA.O.C.

A.O.C.覚えるポイント
パトリモニオ(赤・ロゼ・白)1968年、コルシカで最初のA.O.C.。島の北東、サン・フロラン湾に面した7か村。赤はニエルッチョ90%以上、ロゼは75%以上、白はヴェルメンティーノのみ
アジャクシオ(赤・ロゼ・白)1971年に「コトー・ダジャクシオ」として認定、1984年に改称。島の西岸の36市町村、花崗岩質。赤・ロゼはシャカレッロ40%以上
ヴァン・ド・コルス(赤・ロゼ・白)パトリモニオを除く島全体をカバーする地方名A.O.C.。実際には東海岸のワインに使われることが多い
ミュスカ・デュ・カップ・コルス(V.D.N.白)1997年認定。島の北端、カップ・コルスの甘口

ヴァン・ド・コルスには地理的名称が5つあります。カルヴィ(北西、32か村)、コトー・デュ・カップ・コルス(北端の岬、21か村。風の強い土地)、サルテーヌ(南西部、16か村)、フィガリ(最南端、3か村)、ポルト・ヴェッキオ(南東、8か村、生産者4軒)です。

試験前のチェックリスト

  • プロヴァンスのロゼ比率(89%)と、最大のA.O.C.コート・ド・プロヴァンスの昇格年(1977年)
  • カシス1936年・バンドール1941年・ベレ1941年・パレット1948年の順番
  • コート・ド・プロヴァンスの地理的名称5つの認定年(2005・2005・2008・2013・2019)と、白が認められるのはラ・ロンドだけであること
  • バンドールの主要品種はムールヴェードル、ベレはアルプ・マリティーム県で唯一のA.O.C.
  • コルシカ:パトリモニオ(1968年・ニエルッチョ)、アジャクシオ(シャカレッロ40%以上)、ミュスカ・デュ・カップ・コルス(V.D.N.)

記憶が新鮮なうちに、練習問題を解きましょう。覚えてアウトプットをしての繰り返しで記憶は定着してゆきます。

プロヴァンス・コルス | ソムリエ試験教本まとめ はコメントを受け付けていません

Amazonのアソシエイトとして、わいんぷらねっとは適格販売により収入を得ています。