チーズ | ソムリエ試験教本まとめ
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※本記事は、ソムリエ教本(2024年版)の内容をもとに AI を用いて整理・作成したものです。誤りにお気づきの場合はお問い合わせフォームからお知らせください。
この記事の要点
- ナチュラルチーズはフレッシュ/白カビ/ウォッシュ/シェーヴル/青カビ/非加熱圧搾/加熱圧搾のタイプで整理する。試験は「チーズ名・地方・タイプ・乳種・合わせるワイン」の組み合わせで問われる。
- 原産地の保護は、フランスのA.O.C.・イタリアのD.O.C.からEUのA.O.P.(D.O.P.、P.D.O.)へ。日本ではGI法に基づき、2023年3月に十勝ラクレットがチーズで初めてGIに登録された。
- ロワールとポワトゥーのシェーヴルは、732年のトゥール・ポワチエ間の戦いでサラセン軍が残した山羊が始まりとされる。
ナチュラルチーズのタイプ
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| フレッシュ | 乳を固めてホエイ(乳清)を除いただけで、熟成させない。水分が多い |
| 白カビ(ソフト) | 表面に白カビを生やして熟成させる |
| ウォッシュ(ソフト) | 表面を塩水や酒で洗いながら熟成させる。香りが強い |
| シェーヴル(ソフト) | 山羊乳製。多くは自然にできた表皮で仕上げる |
| 青カビ | 内部に青カビを繁殖させる |
| 非加熱圧搾(セミハード) | カードを加熱せずにプレスする |
| 加熱圧搾(ハード) | カードを加熱してからプレスし、長く熟成させる |
日本の乳等省令では、チーズをナチュラルチーズとプロセスチーズ(ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化させたもの)に分けています。
原産地呼称と地理的表示
- 主要なチーズ生産国がストレーザ協定を結び、フランスのA.O.C.(原産地呼称統制)やイタリアのD.O.C.が強化された
- EUの制度では、原産地呼称保護(PDO:フランス語でA.O.P.、イタリア語でD.O.P.)、地理的表示保護(PGI)、伝統的特産品保証(TSG)がある
- EUを離脱した英国は、2021年から独自のGI制度を運用している
- 日本のGI制度は2015年6月に始まり、2023年7月時点で132産品が登録。十勝ラクレットは2023年3月に、国内のチーズで初めて登録された(十勝の軟水で洗って磨く製法)
フランスの主なA.O.P.チーズ
ノルマンディーは「緑の油田」と呼ばれるほど牧草地が多く、フランスの生乳の約4割を生産します。
| 地方 | チーズ(タイプ・乳) | 合わせるワインの例 |
|---|---|---|
| ノルマンディー | カマンベール・ド・ノルマンディー(白カビ・牛) | ブルゴーニュの白、クリュ・ボージョレ、シードル |
| ノルマンディー | ポン・レヴェック、リヴァロ(ウォッシュ・牛) | オー・メドック、ポモー、カルヴァドス |
| イル・ド・フランス | ブリ・ド・モー、ブリ・ド・ムラン(白カビ・牛) | シャンパーニュ、コート・ド・ボーヌ、サンテミリオン、ポムロール |
| シャンパーニュ | シャウルス(白カビ・牛) | シャンパーニュ、ロゼ・デ・リセイ、ブルゴーニュ |
| アルザス・ロレーヌ | マンステール(ウォッシュ・牛) | ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、アルザスのピノ・ノワール |
| 北部(ティエラッシュ) | マロワール(ウォッシュ・牛) | ゲヴュルツトラミネール、サンテミリオン、ポムロール、琥珀色のビール |
| ロワール | サント・モール・ド・トゥーレーヌ(シェーヴル・山羊) | トゥーレーヌ、モンルイ・シュル・ロワール、ヴァランセ、シノン |
| ポワトゥー・シャラント | シャビシュー・デュ・ポワトゥー(シェーヴル・山羊) | オー・ポワトゥー、トゥーレーヌ、シノン、ピノー |
| オーヴェルニュ | ブルー・ドーヴェルニュ(青カビ・牛) | ソーテルヌ、ジュランソン、南部コート・デュ・ローヌ、V.D.N. |
| オクシタニー | ロックフォール(青カビ・羊) | ソーテルヌ、ジュランソン、南部コート・デュ・ローヌ、バニュルス |
青カビのチーズには、ソーテルヌのような甘口白や、バニュルスなどの天然甘口ワイン(V.D.N.)を合わせるのが定番です。
イタリア・スペインほかの主なチーズ
| 国・地域 | チーズ(タイプ・乳) | 合わせるワインの例 |
|---|---|---|
| イタリア・ヴァッレ・ダオスタ | フォンティーナ(半加熱圧搾・牛) | ヴァッレ・ダオスタ |
| イタリア・ピエモンテ | カステルマーニョ(非加熱圧搾・牛主体) | バローロ、バルバレスコ |
| イタリア・ロンバルディアほか | ゴルゴンゾーラ(青カビ・牛) | レチョート・ディ・ソアーヴェ、ゲンメ、ブラケット・ダックイ |
| イタリア・エミリア・ロマーニャ | パルミジャーノ・レッジャーノ(加熱圧搾・牛) | ランブルスコ(ソルバーラ、グラスパロッサ) |
| スペイン・ラ・マンチャ | マンチェゴ(非加熱圧搾・羊) | ラ・マンチャ、バルデペーニャス、シェリーのフィノ |
| スペイン・バスクとナバーラ | イディアサバル(非加熱圧搾・羊) | ゲタリアのチャコリ、リオハ、ナバーラ |
| スペイン・エストレマドゥーラ | ケソ・デ・ラ・セレナ(ソフト・羊) | リベラ・デル・グアディアナ |
| ベルギー | フロマージュ・ド・エルヴ(ウォッシュ・牛) | ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ビール |
| 英国 | ブルー・スティルトン(青カビ・牛) | ポルト、マデイラ |
| ギリシャ | フェタ(フレッシュ・羊主体) | サントリーニ、アミンデオン |
| ポルトガル | ケイジョ・セラ・ダ・エストレーラ(ソフト・羊) | ベイラ・インテリオール、ダン |
試験前のチェックリスト
- 7つのタイプと代表的なチーズを1つずつ言える
- A.O.P.(D.O.P.・P.D.O.)、P.G.I.、T.S.G.の違い
- 十勝ラクレット:2023年3月、国内チーズで初のGI
- シェーヴルの起源(732年トゥール・ポワチエ間の戦い)
- 青カビ×甘口(ソーテルヌ、V.D.N.)、ウォッシュ×アルザスの白、スティルトン×ポルトの定番の組み合わせ
記憶が新鮮なうちに、練習問題を解きましょう。覚えてアウトプットをしての繰り返しで記憶は定着してゆきます。